革命児ティーリング、祝砲の10周年！ “飲むチャリティー”ボトル

世界中のファンから愛されてきたダブリンのティーリング蒸溜所が、2025年、記念すべき開設10周年を迎えました。

125年ぶりにダブリンのウイスキー造りを復活させた革命の旗手が、この祝祭のためにリリースするのは、蒸溜所の歴史そのものを瓶詰めにした特別な限定ボトル「ティーリング 10周年記念バースデー・バッチ」。

10年間の感謝と未来への希望、そして地域社会への愛が詰まった一本です。

ウイスキー界の巨人に挑んだ家族の物語

ティーリングの物語は、アイリッシュウイスキー独占状態を打破した伝説的なクーリー蒸溜所の創設者、ジョン・ティーリング氏の志を継いだ、息子のジャックとスティーブン兄弟によって2012年に始まりました。

そして2015年、彼らはついにダブリン市内に蒸溜所を開設。これは、実に125年以上ぶりにアイルランドの首都に誕生した新しいウイスキー蒸溜所であり、歴史的な快挙でした。

この10年間で、蒸溜所は世界中から100万人以上の訪問者を迎え、2025年のワールド・ウイスキー・アワードでは「世界最高のビジターアトラクションチーム」と「世界最高のマーケティングチーム」に輝くなど、その功績は計り知れません。彼らの歩みは、まさに現代のウイスキー界における最も心躍るサクセスストーリーの一つです。

10年の歩みを味わう、蒸溜所の“最古”の記憶

この記念すべき「バースデー・バッチ」の核心は、その中身にあります。

使用されているのは、このダブリン蒸溜所で造られた、最も古いモルトウイスキーとポットスチルウイスキー。

つまり、この一本には、彼らがゼロから歩み始めた10年間の時間と情熱が凝縮されているのです。

バーボン樽で熟成された原酒は、ノンチルフィルターで、アルコール度数50.1%でボトリング。

これは、蒸溜所の“最初の記憶”とも言える貴重な原酒のポテンシャルを、ありのままの形で味わってほしいという、造り手からの誠実なメッセージです。

味わいは「トロピカルな祝祭」

その香味は、まさに10周年を祝うにふさわしい、複雑で華やかなシンフォニーを奏でます。

モルトウイスキー由来の、果樹園の果物（オーチャードフルーツ）やキャラメル、バタースコッチの美しいバランス。アイルランド伝統のポットスチルウイスキーがもたらす、ペッパーコーンのスパイシーな刺激と、青リンゴのようなオイリーさ。そして、それらが見事に融合することで生まれる、ティーリングらしいメロンやグアバを思わせる、ユニークでトロピカルな個性が広がります。

甘美さとスパイシーさ、そして祝祭感あふれるフルーティーさが一体となった、忘れられない味わいが約束されています。