スペイサイドのベンロマック蒸溜所が、米国TTBデータベースに新たなラベル「ベンロマック エイジド12年 エクスクルーシブリー・シェリーカスク・マチュアード」を登録しました。
度数46%、ファーストフィルのシェリー樽だけで熟成した一本です。
ベンロマックはコアレンジの10年・15年・21年のいずれも、ファーストフィルのシェリー樽とバーボン樽を組み合わせて仕上げるのが看板レシピです。
今回のようにシェリー樽だけで通す構成は、この基本レシピからあえて外れた一本ということになります。

香りと味わい

香味はフルーツケーキやラズベリー、オレンジ、挽きたての黒胡椒を思わせる仕上がりとされ、蒸溜所らしい軽やかなスモーキーさは保ったままシェリーの厚みを前面に出した構成のようです。
『コントラスト』シリーズなど、ここ最近ベンロマックが重ねてきた樽違いの実験と地続きに見える一本でもあります。
TTBへのラベル登録は発売を確約するものではありませんが、実際の市場投入に向けた強い前兆とされています。ベンロマックはこの夏にも25年熟成のTTB登録を済ませたばかりで、老舗の小規模蒸溜所ながら長熟・実験系の両輪でレンジを広げている最中です。
ベンロマックはコアレンジは国内でも比較的入手しやすい銘柄です。
12年という中途半端な年数がコアレンジ入りを見据えたものか、単発の限定リリースなのか、続報を待ちたいところです。









シェリーとバーボンを混ぜるのが看板レシピなのに、あえて片方だけで攻めるのは面白いですね。