ローソン限定でカバラン「ピートウイスキーハイボール」缶が登場。

株式会社ローソンは、2025年12月16日（火）より、台湾の世界的ウイスキー蒸留所「カバラン（KAVALAN）」とコラボレーションした限定商品「カバランピートウイスキーハイボール」を全国の酒類取扱店舗にて発売します。

近年、日本のコンビニエンスストア各社は高品質なハイボール缶の開発に注力しており、以前、当メディアでもローソン限定の「スモーキーハイボール」や他社のプレミアムハイボール缶について報じてきました。今回の新商品は、その中でも特にマニアックかつ贅沢なスペックを誇る一本となります。

TWSC受賞の「蒸留所限定原酒」を使用

本商品の最大の特徴は、使用されている原酒の希少性です。通常、ハイボール缶にはスタンダードなボトルが使われることが多いですが、今回はカバラン蒸留所および直営店でしか購入できない限定品「ディスティラリーリザーブピーテッドモルト」の原酒が使用されています。

この原酒は、アジア最大級の蒸留所であるカバランの技術力が凝縮された一本で、「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション（TWSC）2024」において、最高賞である「ベスト・オブ・ザ・ベスト」を受賞した実績を持ちます。

原材料はシンプルに「ウイスキー」と「炭酸」のみ。カバラン特有の南国フルーツを思わせるトロピカルな風味と、ピーテッド麦芽由来のスモーキーな香りが絶妙なバランスで融合しており、コンビニエンスストアで手に入るハイボールとしては破格のスペックと言えます。

日本のウイスキーファンはどう反応するか

カバラン蒸留所は、亜熱帯気候を活かした早熟で濃厚なウイスキー造りで知られ、日本でも非常に高い人気を誇ります。特に、今回のベースとなっている「ディスティラリーリザーブ」シリーズは、現地台湾を訪れるか、並行輸入品を探さなければ入手困難なボトルでした。

それを、日常的に利用するコンビニエンスストアで、しかも528円（税込）という価格で体験できる今回の企画は、日本のウイスキーファンにとって非常に嬉しいサプライズです。また、近年増加している日本のクラフト蒸留所にとっても、高品質なシングルモルトを使用したハイボール缶というアプローチは、新たなファン層を開拓する上で一つの指標となるかもしれません。