毎回ジャパニーズウイスキーのつくり手を中心に、業界の関係者を呼んで、オンライン対談を行っているCELLARR SALON(セラーサロン)。
12月20日(土)は「第36回 ウイスキーの杜」が開催されます。
テーマは「日本でウイスキー事業を興した情熱、新たな挑戦者へ広がる魂の共鳴」。
ベンチャーウイスキー代表の肥土伊知郎氏、久住蒸溜所代表の宇戸田祥自氏をゲストに迎え、様々な質問に答えていただく90分です。
イベント概要
日本でウイスキー事業を興すという情熱。その火は新たな挑戦者へと広がり、互いの魂が共鳴する中で、新しい流れが生まれていきました。
秩父で培われた知と経験を惜しみなく開き、久住で未来を切り拓こうとする挑戦者へ灯を重ねていく——その関係性は、日本ウイスキーが次の時代へ進む象徴ともいえます。
情熱をもって立ち上がる者同士が響き合い、文化が広がっていく瞬間を、ぜひご一緒に味わってください。
登壇ゲスト
肥土 伊知郎

1988年、サントリー株式会社入社を経て、1997年に父の経営する酒造メーカーに入社。経営不振により、その会社が営業譲渡され人手に渡る。廃棄予定のウイスキー原酒を引き取り2004年に有限会社ベンチャーウイスキーを設立。2005年に残された原酒をもとにイチローズモルトを発売。その後、軽井沢蒸溜所やスコットランドのベンリアック蒸溜所にてウイスキーづくりを学び、2008年2月より秩父蒸溜所にてウイスキー造りを開始。
その間、ワールドウイスキーアワードやウイスキーアドボケートアワードなど数多くの受賞歴があり、2019年には、ISC(インターナショナルスピリッツチャレンジ)にて、マスター ブレンダー オブザイヤーを受賞。
本人コメント
今、ウイスキー人気が高まっています。特にジャパニーズウイスキーの評価は世界的に高くなっています。2004年にベンチャーウイスキーを立ち上げた時には想像もできなかったことでした。そうしたなか多くの新規参入者が登場していることは、消費者の興味を刺激しウイスキー人気のすそ野を広げることになるでしょう。しかし、ウイスキー造りには時間がかかります。ブームで終わるようなことがあってはなりません。
そのためにも、各メーカーが高い志をもって高品質のウイスキーを造っていかなければなりません。 私共も先輩たちが築き上げてきたウイスキー評価を落とすことなく、さらに高めていけるよう努力し、その魅力を伝えていければと思っています。
宇戸田 祥自

宮崎大学大学院農学研究科修士課程卒業。食品販売会社を経て1999年より実家が経営する酒販店に就職。
ウイスキーの販売に注力しながら2010年よりウイスキートーク福岡の立ち上げと運営に携わる。
2014年からウイスキー蒸留所の設立へ向け用地選定や計画の立案などを始める。2017年より秩父蒸溜所での研修を受け入れていただく。2021年2月よりシングルモルトの製造を開始し現在に至る。
本人コメント
現在のジャパニーズウイスキーの隆盛は目を見張るものがあります。一介の小さな酒販店であった弊社が蒸留所を立ち上げることができたのもこのブームが大きな後押しになりました。しかしこの潮流はあくまでも諸先輩方の血の滲むようなご努力の成果として世に出て行った素晴らしい製品たちへの高い評価ありきだと考えています。この伝統を汚すことの無いように、ジャパニーズウイスキーの長い伝統を学びながら、諸先輩の教えを乞いながら真摯なモノづくりに励んでゆきたいと決意を新たにしております。
開催概要
開催日時
2025年12月20日 19:00-20:30
【開催場所】
オンライン: Zoom
【参加方法のご案内】
※本CELLARR SALONはCELLARR会員様限定のイベントです。
はじめにCELLARRフリー会員にご登録をお願いします(無料)。
その後、以下の手順に沿ってお申し込みをお願いします。
オンライン参加
参加費
- 有料会員様: 無料
- 無料会員様: 3,000円
<ライト会員様以上>
【オンライン参加】お申し込み
応募締め切り:2025/12/19(金)










