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エンジェルズ・エンヴィ、初の10年熟成ボトル。ブランドの新たな節目

エンジェルズ・エンヴィ、初の10年熟成ボトル。ブランドの新たな節目

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ポートワイン樽フィニッシュのパイオニアとして、アメリカンウイスキーの世界に革新をもたらした「エンジェルズ・エンヴィ」。

ANGEL’S ENVY(エンジェルズエンヴィ)をいただいたのでレビュー/香り味わい飲み方

その同社が、ブランド史上初となる熟成年数表記(エイジステートメント)を持つボトル『エンジェルズ・エンヴィ 10年 カスクストレングス』を、2025年10月10日に米国で限定発売することを発表しました。

なぜ「初」の熟成年数表記が重要なのか

エンジェルズ・エンヴィの哲学。

それは創業者である伝説的なマスターディスティラー、リンカーン・ヘンダーソン氏(元ウッドフォードリザーブ マイスター)は、特定の熟成年数に縛られるのではなく、自らのブレンディング技術と感性を信じ、「完璧な味わい」に達したと判断したタイミングでウイスキーをボトリングするというものです。

そのため、これまでエンジェルズ・エンヴィのボトルには、意図的に熟成年数が表記されてきませんでした。

今回、ブランドが満を持して「10年」という年数を冠することは、ウイスキーが十分な熟成の時を経て、新たなステージへと到達したことの力強い宣言であり、ブランドの歴史における大きな一歩と言えます。

毎年恒例リリースの「特別版」

このボトルは、毎年秋にリリースされ、ファンやコレクターから人気を誇る「カスクストレングス・リミテッドエディション」の最新版(14代目)として登場します。

しかし、これまでの同シリーズとは異なり、初めて「10年」という熟成年数が明記された、まさに”特別版の中の特別版”です。

発売日である「10月10日」は、創業者リンカーン氏が当初、エンジェルズ・エンヴィというブランドを世に送り出す予定だった2010年10月にちなんでいます。

彼は当時、ウイスキーの品質が自身の基準に達していないと感じ、発売を延期しました。そのクラフトマンシップへの妥協なき姿勢を象徴する日付が、15年の時を経て、この記念碑的なボトルと共に蘇ります。

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味わいと製品情報

「エンジェルズ・エンヴィ 10年 カスクストレングス」は、ニュー・アメリカンオーク樽で熟成された後、ブランドのシグネチャーであるポートワイン樽でフィニッシュ。

カスクストレングス(加水をしない樽出し原酒)ならではの、非常に力強くリッチな味わいが特徴です。

テイスティングノート

香り: 甘いシナモントースト、クリーミーなフルーツヌガー、砂糖漬けのナッツ。

味わい: バクラヴァ(中東の甘い菓子)、熟したアプリコット、クレームブリュレ、コニャックのような複雑な風味に、グレインズ・オブ・パラダイス(香辛料)のヒント。

フィニッシュ: ポート樽の影響が色濃く出た、ラムレーズンケーキのような余韻。

製品情報

商品名: エンジェルズ・エンヴィ 10年 カスクストレングス

アルコール度数: 61.3% (122.6プルーフ)

希望小売価格: 249.99ドル(約41,000円)

販売本数: 全世界24,480本限定

今回のリリースは、単なる限定品ではありません。

それは、エンジェルズ・エンヴィというブランドが、創業者の哲学を受け継ぎながら、新たな成熟期へと入ったことを示す歴史的なマイルストーンです。

コレクターやバーボン愛好家にとって、見逃すことのできない一本となるでしょう。




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