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キルホーマン蒸溜所が、その歴史の始まりを告げる「カスクNo.1」を発表

キルホーマン蒸溜所が、その歴史の始まりを告げる「カスクNo.1」を発表

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アイラ島に124年ぶりに誕生した蒸溜所として、2005年に産声を上げた「キルホーマン」。

クラフトウイスキーの新たな波の先駆けとなったこの蒸溜所が、今年、設立20周年という大きな節目を迎えます。

その記念として、キルホーマンの歴史を体現した「カスク No.1」からボトリングされる、たった一本のウイスキーを、抽選(プライズドロー)で提供すると発表しました。

「カスク No.1」に込められた想い

「カスク No.1」とは、創業者アンソニー・ウィルズ氏が2005年12月14日に、記念すべき最初のスピリッツを詰めた樽のこと。

この樽が20年の熟成の頂点を迎える2025年12月、その中からただ一本だけがボトリングされます。

それは、キルホーマン初の20年熟成シングルモルトであると同時に、蒸溜所の歩みそのものを内包した、唯一無二の液体です。

通常、このような歴史的価値を持つボトルは、オークションにかけられ、非常に高額で取引されるのが常です。しかし、創業者アンソニー・ウィルズ氏は、異なる道を選びました。

「この節目の祝い方を考えたとき、カスク No.1を販売すれば、設立当初からキルホーマンを支えてくれた多くの人々の手の届かないものになってしまうことは明らかでした。そこで私たちは、抽選で一本を提供することに決めたのです。最終的に勝者は一人ですが、資金力のあるコレクターや投資家だけでなく、誰もが平等なチャンスを得られます。そして願わくば、当選者にはこのボトルを開け、本来あるべき姿で楽しんでもらいたいのです」

この決断には、ファンとの繋がりを何よりも大切にする、キルホーマンの哲学が色濃く反映されています。

唯一無二のボトル、その特別な仕様

当選者に贈られるボトルは、その中身にふさわしい、特別な仕様となっています。

ケースの蓋は、蒸溜所の20年の成長を象徴するように、質感が異なる素材を重ねて作られています。

箱本体には、英国の老舗製紙会社「GFスミス」の紙を使用。ボトルには、アイラ島で蒸溜所のスカイラインが刻印され、中にはアンソニー・ウィルズ氏からの手書きの手紙も同封されるとのこと。細部に至るまで、クラフトマンシップが貫かれています。

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キルホーマンの歩みと20周年

2005年、アンソニー・ウィルズ氏によって設立されたキルホーマンは、「ファームディスティラリー(農場蒸溜所)」という、かつての伝統的なウイスキー造りを復活させたことで知られています。

自社の畑で大麦を栽培し、製麦から蒸留、熟成、瓶詰まで、すべての工程をアイラ島で行う「100%アイラ」という製品は、ウイスキーファンの心をつかみ、一気に人気者の仲間入りに。

現代クラフト蒸溜所のパイオニアとして歩み始めた小さな蒸溜所が、20年という歳月を経て、その歴史の原点である最初の樽を開ける。そして、その貴重な一本を、オークションではなく抽選という形でファンと分かち合う。

キルホーマンという蒸溜所のこれまでの歩みと、これからの姿勢を示す、心温まる発表と言えるでしょう。

抽選への参加は、キルホーマン蒸溜所の公式サイトから可能となっています。




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