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嘉之助メローブレンドは11月27日発売。自社原酒100%で4,235円

嘉之助メローブレンドは11月27日発売。自社原酒100%で4,235円

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小正嘉之助蒸溜所が、通年販売のブレンデッド・ジャパニーズウイスキー『嘉之助メローブレンド』を11月27日に全国で発売します。

アルコール度数は43%、容量は700mlで、希望小売価格は税込4,235円(税別3,850円)です。

使うのは、嘉之助蒸溜所と日置蒸溜蔵で造った自社原酒だけ。

シングルモルトを軸にややプレミアム寄りな価格帯を築いてきた嘉之助が、満を持して、日々の晩酌定番品をリリースです。

主役はグレーンではなく、日置のポットスチル原酒

主体になるのは、日置蒸溜蔵で未発芽大麦と麦芽を原料に、単式蒸留器で蒸留した原酒です。

国産では珍しいアイリッシュスタイルのポットスチル原酒で、大麦由来の香ばしさと穀物感、洋梨を思わせる爽やかな果実香が持ち味です。

そこに、華やかな果実香と奥行きのある味わいを持つ嘉之助蒸溜所のモルト原酒を合わせています。品目はブレンデッド・ジャパニーズウイスキーで、原材料は「大麦、モルト」。グレーンは入っていません。

オーツカ
ブレンデッドの軽さを、グレーンでなく単式蒸留の原酒で出す設計が面白いですね。実飲が楽しみです。

比べたくなるのが、6月に新道蒸溜所が出した初のブレンデッドです。こちらの原材料は「モルト、グレーン」で、軽やかな口当たりをグレーン原酒に担わせた設計でした。度数は46%、価格は税込5,940円です。

モルトもグレーンも自社製。新道蒸溜所が初のブレンデッドをリリース

酒蔵を母体にする国内クラフトでも、軽さの出し方は分かれました。嘉之助はそれを、グレーンではなく単式蒸留の原酒に求めたと読めます。

公式の香味は、香りが杏やバナナチップ、シナモン、ミルクチョコ。口に含むとメロンクリームソーダを思わせる甘さに麦の旨みが続き、余韻は白い花と潮風、淡いミントです。ブレンダー推奨のハイボールは、ウイスキー1に対してソーダ4です。

ダブルディスティラリーとの距離

二つの蒸溜所の原酒を合わせたブレンデッドは、嘉之助にとって初めてではありません。2024年4月発売の『ダブルディスティラリー』は、嘉之助蒸溜所のシングルモルトと日置のポットスチル原酒という、二つの個性を際立たせる設計でした。

嘉之助蒸溜所が新作ダブルディスティラリーを発表か/KANOSUKE DOUBLE DISTILLERY

度数は53%、発売時の価格は1万3,000円。2025年9月には59%、税込18,700円の限定版も出ています。

メローブレンドは、その3分の1ほどの価格で、度数も10ポイント低い設定です。原酒の出どころは同じ二つの蒸溜所でも、狙いは「個性を際立たせる」から「日常に寄り添う」へと移りました。

日常路線は、今年4月のローソン限定ハイボール缶(350ml・税込660円)から始まっていました。缶からボトルへ、手に取りやすい入口が広がる格好です。

嘉之助ハイボール缶がローソンに登場。コンパスボックスと並ぶ「高付加価値路線」の本気度

小正芳嗣社長は、ジャパニーズウイスキーが特別な日だけでなく、食卓や一日の終わりにも寄り添う存在であってほしいと語っています。2027年に蒸留開始10周年を迎える嘉之助にとって、次の10年に向けた新しいスタートという位置づけです。

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4,235円をどう見るか

ウイスキー30mlを1対4で割る場合、700mlからは約23杯取れます。1杯あたりのウイスキー代は約180円で、毎日のハイボール用として現実的な水準です。

一方で、判断材料は多くありません。配合比も熟成年数も樽の内訳も公表されておらず、ハイボールでの実力は発売後の実飲を待つことになります。

通年販売の定番なので、限定品のように発売日に追う必要は薄そうです。取扱いは全国の酒販店と料飲店で、まずは公式も勧める1対4のメローハイボールで試すのが入口になります。

これまでのシングルモルトやダブルディスティラリーと比べれば、嘉之助を初めて手に取る人にも入りやすい価格です。




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