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アイラファンに朗報!スモークヘッドから待望の熟成表記ボトルが登場

アイラファンに朗報!スモークヘッドから待望の熟成表記ボトルが登場

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アイラモルトのボトラーズブランドとして知られる「スモークヘッド(Smokehead)」は2025年11月20日、米国市場向けに15年熟成のシングルモルトウイスキーを発表しました。

これまでノンエイジ(熟成年数表記なし)の商品や、ラムカスク(ラム酒の樽)、テキーラカスクなどユニークなフィニッシュ(後熟)商品を主力としてきた同ブランドにとって、15年という明確な熟成期間を打ち出した製品は、ブランドの新たな展開を示す重要なリリースとなります。

価格は69.99ドル(日本円で約1万800円)で、米国の大手酒販店トータル・ワイン&モアなどを通じて展開されます。

商品スペックとテイスティングノート

今回リリースされた「スモークヘッド 15年」は、アルコール度数43%でボトリングされています。ブランドの特徴である強烈なピートスモーク(泥炭の煙の香り)を維持しつつ、長期熟成による複雑味が加わっている点が特徴です。

公式のテイスティングノートには以下の要素が挙げられています。

  • 香り・味わい: アース(土っぽい)なフローラル香、滑らかなバニラ、フレッシュなシトラス、そして海を感じさせる塩気(ブライニー)。

  • フィニッシュ: ピートスモーク、レモンの皮、潮風の余韻。

ブランドディレクターのカレン・ウォーカー氏は、このボトルを「これまでで最も大胆なスモークヘッド」と表現しており、既存のファンだけでなく、より冒険的なウイスキー愛好家に向けた一本であるとしています。

スモークヘッドというブランドの立ち位置

日本のウイスキーファンにとっても馴染み深いスモークヘッドは、イアン・マクロード・ディスティラーズ社が手がけるブランドです。蒸溜所名を公開しない「ミステリーモルト」として販売されており、中身の蒸溜所についてはアイラ島の南岸にある蒸溜所の原酒ではないかなど、愛好家の間で長年議論の対象となっています。

ドクロをあしらったボトルデザインや、既存のスコッチウイスキーの枠にとらわれないプロモーションで知られていますが、今回の15年熟成のリリースは、プレミアムな熟成カテゴリーへの本格参入を意味します。

日本国内への影響

現時点では米国市場での展開がアナウンスされていますが、スモークヘッドは日本でも正規輸入代理店を通じて流通している人気の高いブランドです。

これまでハイボールやカクテルベースとしても親しまれてきた同ブランドですが、15年熟成というスペックは、ストレートでじっくりと楽しむ愛好家の需要に応えるものです。今後の日本国内でのリリース情報や、並行輸入での流通状況が注目されます。




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