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ハイランドパークの新しいカスクストレングス「ヘザー」登場

ハイランドパークの新しいカスクストレングス「ヘザー」登場

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スコットランドのオークニー諸島に位置するハイランドパーク蒸溜所が、新たなカスクストレングス・コレクションの第一弾として「ハイランドパーク カスクストレングス ヘザー」を発表しました。このリリースは、同蒸溜所の特徴であるオークニー産ピートのスモークをより鮮明に表現することに焦点を当てています。

2025年11月4日付の発表によると、このウイスキーはまず蒸溜所のファンクラブ「インナー・サークル」のメンバー向けに限定数が販売されるようです。

一般市場での販売は2026年からとなる予定です。

オーツカ
ハイパのカスクはすごい完成度が高いから、こちらも楽しみ~。デザインもかわいいね。

新カスクストレングス・コレクションの始動

ハイランドパークはこれまでにも「カスクストレングス」シリーズをリリースしてきましたが、今回の「ヘザー」は、新たに立ち上げられたコレクションの最初のリリースとして位置づけられています。

最大の特徴は、加水を一切行わないカスクストレングス(樽出し原酒)であり、アルコール度数は63.6%という非常に高い数値でボトリングされている点です。これにより、樽の中にあるウイスキーの風味をそのまま体験することができます。

オークニー産「ヘザーピート」の特性

このウイスキーの核となるのは、100%オークニー産のピート(泥炭)で燻製された大麦麦芽を使用している点。

ハイランドパークが使用するオークニーのピートは、アイラ島のものとはその構成が異なります。

オークニーのピートは、主にヒース(ヘザー)やスファグナムモス(ミズゴケ類)が堆積して形成されており、樹木が少ない環境で育まれました。

その結果、アイラ島のピートが持つような薬品やヨードを思わせる力強いスモークとは異なり、ハイランドパークのピートスモークは、よりフローラル(花のよう)でアロマティック(芳香性が高い)、甘い香りを帯びるのが特徴です。

今回の「カスクストレングス ヘザー」は、ハイランドパークのラインナップの中で、この「ヘザー(ヒース)」の個性を最も顕著に感じられるように設計されていると説明されています。

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熟成樽とテイスティングノート

原酒は、ファーストフィル(一度目)のヨーロピアンオークおよびアメリカンオークのシェリーシーズンドカスク(シェリー酒で風味付けした樽)で熟成されました。これにより、強烈なシェリーの甘みが加わり、ウイスキーの多層的なプロファイルを引き立てているとされます。

公式に発表されているテイスティングノートは以下の通りです。

  • 香り: アロマティック(芳香性が高い)で強烈。焚火のスモーク、バニラポッド、ブランデーバターの香りが感じられる。

  • 味わい: クリーミーで、焦がしたマシュマロ、クリーミーなマカダミアナッツ、濃厚なブランデーバターの風味が開く。これらにトーストしたオークが重なり、アロマティックなヘザーのピートスモークに包まれる。コショウのようなスパイス感も伴う。

  • フィニッシュ: バニラの甘さと、香水のようなスモークが長く続く。

入手方法と価格について

「ハイランドパーク カスクストレングス ヘザー」は、2026年から一般の小売店で入手可能になる予定です。

これに先立ち、2025年11月から「インナー・サークル」のメンバー向けに先行販売が行われます。インナー・サークルは、ハイランドパークのファン向けの無料会員クラブで、割引や限定ボトルへの早期アクセスなどの特典が提供されています。

メンバー向けの価格は、1本59.50英ポンド(2025年11月7日時点の為替レートで約10,550円)と設定されています。

日本国内での正式な発売時期や価格については、現時点(2025年11月7日)では発表されていません。一般発売が2026年とされているため、続報が待たれます。

ハイランドパーク特有のフローラルなピート香と、ファーストフィルのシェリー樽、そして63.6%という高いアルコール度数がどのように調和しているのか、ハイパラヴァーにとって楽しみなリリースとなりそうです。

これまでのカスクストレングスもまだ買えますので、ぜひご覧ください。

ハイランドパーク カスクストレングス
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