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2025の「カスクス・オブ・ディスティンクション」は41年熟成モートラック

2025の「カスクス・オブ・ディスティンクション」は41年熟成モートラック

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世界最大のスピリッツメーカー、ディアジオ社が、選ばれし個人のコレクターのために提供する、究極のプライベートカスク販売プログラム「カスクス・オブ・ディスティンクション」。

その2025年版コレクション「ザ・トゥエルブ」が、シンガポールで発表されました。

頂点を飾ったのは、1984年蒸留のモートラック。

オーツカ
CODのモートラックとか絶対うまい、、、、飲んでみたい~。

「カスクス・オブ・ディスティンクション」とは何か?

「カスクス・オブ・ディスティンクション」は、ディアジオが保有する1,000万樽を超える膨大な原酒ストックの中から、マスターブレンダーたちが年に一度だけ、最も卓越した12の樽を選び出し、個人のコレクターに直接販売するプログラムです。

価格は15万ポンド(約3,150万円)からと、まさに究極のコレクターズアイテム。

これは、近年アメリカで人気のプライベートバレルプログラムの最高級版とも言える動きで、単にニューメイク(新酒)を樽詰めして熟成を待つのではなく、すでに飲み頃を迎えた希少な熟成樽そのものを所有できるという、新しい形のウイスキーオーナーシップを提案しています。

2025年の頂点―「ダフタウンの野獣」モートラック1984

今年のコレクションのハイライトは、41年熟成(2025年時点)の「モートラック 1984 カスク No. 4155」です。

「ダフタウンの野獣」の異名を持つモートラックは、独自の「2.81回蒸留」によって生み出される、力強くミーティー(肉感的)で複雑な味わいが特徴。マスターブレンダーのクレイグ・ウィルソン博士は、この樽について「41年という熟成年数にもかかわらず、フレッシュなモルト感がまだ感じられる。黒コショウやクローブの風味が現れると、紛れもないモートラックのミーティーさとドライなウッディさが、非常に長い余韻へと続く」と語ります。

この樽は、ディアジオがこれまで販売したモートラックの樽としては史上最長熟となります(ボトラーズからはさらに長期熟成品がリリースされた記録があります)。購入者には、スコットランドのロイヤル・ロッホナガー蒸溜所に保管されているこの樽を訪れる特別な体験も提供されるとのことです。

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2025年コレクションの他の至宝たち

今年の「ザ・トゥエルブ」には、モートラック以外にも垂涎の的となる樽が並びます。

1. Benrinnes 1991 Cask No. 2396, 54%
Speyside single malt, refill American oak cask, estimated yield 137 bottles

2. Caledonian 1984 Cask No. 68642, 54.9%
Scotch single grain, refill American oak cask, estimated yield 213 bottles

3. Caol Ila 1990 Cask No. 9237, 47%
Islay single malt, refill American oak cask, estimated yield 198 bottles

4. Caol Ila 1997 Cask No. 642, 50.4%
Unpeated Islay single malt, first-fill bourbon cask, estimated yield 200 bottles

5. Cragganmore 1985 Cask No. 601268, 44.4%
Speyside single malt, refill American oak cask, estimated yield 120 bottles

6. Dailuaine 1990 Cask No. 4565, 56.2%
Speyside single malt, wine-seasoned American oak cask, estimated yield 218 bottles

7. Dalwhinnie 1989 Cask No. 3530, 48.5%
Highland single malt, refill American oak cask, estimated yield 156 bottles

8. Glenlossie 1994 Cask No. 110, 50.5%
Speyside single malt, first-fill American oak sherry cask, estimated yield 151 bottles

9. Pittyvaich 1989 Cask No. 2148, 52.6%
Speyside single malt, refill American oak cask, estimated yield 201 bottles

10. Royal Lochnagar 1988 Cask No. 1121, 47.3%
Highland single malt, refill American oak cask with charred ends, estimated yield 148 bottles

11. Talisker 1979 Cask No. 5021, 43.8%
Island single malt, refill American oak cask, estimated yield 130 bottles

12. Mortlach 1984 Cask No. 4155, 47.3%
Speyside single malt, American oak hogshead, estimated yield 133 bottles

コレクターからの人気が極めて高い、閉鎖された蒸溜所の「ピティヴェアック 1989」と、グレーンウイスキーの「カレドニアン 1984」。

「タリスカー 1979」は45年熟成の最長熟品。

 珍しいノンピートタイプの「カリラ 1997」や、ワイン樽でシーズニングされた「ダルユーイン 1990」など、多彩な個性が揃います。

ウイスキーを所有するという行為が、単なる液体の購入から、歴史や体験そのものを手に入れることへと進化している現代。

「カスクス・オブ・ディスティンクション」は、その最前線を示すプログラムです。この究極の世界にアクセスできるのはごく一部の人々ですが、その存在は、スコットランドが持つウイスキーのストックがいかに深く、そして豊かであるかを、改めて私たちに教えてくれます。




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