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山崎25年、100%ミズナラ樽熟成で遂に登場

山崎25年、100%ミズナラ樽熟成で遂に登場

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サントリーから、ジャパニーズウイスキーの歴史における新たな金字塔とも言える、画期的な一本が発表されました。

その名は「山崎25年 ミズナラ」。

サントリー史上、そしておそらく世界のウイスキー史上初めて、25年以上の熟成期間の全てをミズナラ樽のみで行った、究極のウイスキーです。

ミズナラ樽100%という、歴史的偉業

このリリースがなぜこれほどまでに重要なのか。それは、「100%ミズナラ樽熟成」という点にあります。

これまでリリースされてきた「山崎25年」は、アメリカンオーク、スパニッシュオーク、そしてミズナラという3種の樽で熟成された原酒をブレンドしたものでした。また、伝説的な「山崎55年」ですら、ミズナラ樽熟成原酒は構成原酒の一部でした。

今回の「山崎25年 ミズナラ」は、それらとは一線を画し、四半世紀という長大な熟成期間の全てを、ミズナラという単一の樽種のみで過ごした原酒だけで構成されています。

これは、サントリーの総樽在庫の1%にも満たないと言われる希少なミズナラ樽を、贅沢の極みとも言える形で使用した、前例のない試みです。

逆境から生まれた「ジャパニーズオーク」の物語

山崎蒸溜所

サントリーがミズナラ樽を使い始めたのは1940年代。第二次世界大戦の影響で輸入樽の確保が困難になったことから、国産のミズナラ材を代替として使い始めたのがきっかけでした。

ミズナラは、漏れやすく、加工が難しいという扱いにくい木材です。さらに、その真価が発揮されるまでには最低でも15年以上、最高の香味に達するには25年もの歳月が必要とされます。

かつては苦肉の策であったミズナラとの長年にわたる対話と忍耐が、今や世界が羨望する「ジャパニーズオーク」の香味を生み出す、唯一無二の技術へと昇華したのです。このボトルは、その長い歴史の集大成と言えるでしょう。

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四半世紀の熟成が織りなす香味

100%ミズナラ樽で25年以上熟成されたウイスキーは、我々をどのような神秘の旅へと誘うのでしょうか。

  • 香り: アプリコットコンポートのような甘さに、ココアラテのような滑らかさ。ナツメグやカルダモンといったスパイス香。そして、ミズナラ特有の白檀や伽羅を思わせるお香、ココナッツの香りが立ち上る。

  • 味わい: ビターでスパイシー。オレンジのニュアンスとクリーミーな口当たりが感じられる。

  • フィニッシュ: ミズナラオークの複雑なウッディさが、東洋の漢方を思わせるビタースイートなヒントと共に、長く奥深く続く。

価格と入手方法

  • 商品名: 山崎25年 ミズナラ

  • アルコール度数: 48%

  • 希望小売価格: 7,500USドル(約124万円)

このウイスキーは、釘を使わない日本の伝統的な木工技術で組まれた、手作りの木箱に収められます。

なお、一応定番ラインナップとして加わるような書き方がされていますが、生産数は極めて限られます。世界の一部の市場で展開される予定ですが、日本国内での入手は、これまでの超長期熟成品と同様、ごく一部の百貨店や酒販店による抽選販売などが中心となることが予想されます。

サントリーが長年かけて到達した、ミズナラ熟成の一つの究極の形。手にできる幸運な人は限られますが、このボトルの存在そのものが、ジャパニーズウイスキーの新たな歴史を刻む、重要な出来事となることは間違いありません。




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