マッカランが芸術的遺産を讃える限定コレクション「Tree of Life」「Art is the Flower」を発表

ザ・マッカランは、20世紀初頭に多大な影響を与えたスコットランドの伝説的アーティスト、そして建築家でもあるチャールズ・レニー・マッキントッシュ（1868–1928）の不朽の芸術的遺産に敬意を表し、新たな限定コレクション「Tree of Life」を発表しました。

このコレクションは、マッキントッシュの創造性とザ・マッカランが追求する卓越した職人技との間に存在する深い共鳴を表現する、二つの特別なシングルモルトウイスキーで構成されています。

コレクションのインスピレーションの源泉となったのは、マッキントッシュが1902年に制作した象徴的なステンドグラス作品「The Spirit of the Rose（バラの精神）」。

自然の循環性と、芸術、自然、そして魂の間に存在する普遍的なつながりを探求したマッキントッシュの精神が、二つのウイスキーに見事に体現されています。このプロジェクトは、マッキントッシュの功績を後世に伝えるチャールズ・レニー・マッキントッシュ協会との緊密な協力のもと実現しました。

時を超えた芸術的対話：The Tree of Life by The Macallan

コレクションの中でもひときわ特別な輝きを放つのが、「The Tree of Life by The Macallan」です。

このウイスキーは、マッキントッシュが建築の世界から一時離れ、自然と再び深く結びつき、彼の最も優れた芸術作品のいくつかを制作した年齢である「46歳」にちなんで、46年もの長きにわたり熟成されました。

1979年に蒸溜され、厳選された2つのヨーロピアンオークのシェリー樽で静かに時を重ねた、まさに稀有な逸品です。

ザ・マッカランのマスターウイスキーメーカー、カースティン・キャンベル氏は次のように語ります。

「この格別な46年熟成のシングルモルトは、マッキントッシュが自然と再び結びついた年齢を記念して選ばれました。シェリー樽で熟成されたザ・マッカランの、ユニークで活気に満ち、複雑な表現を提供します。くすぶるピートの残り火の上で焦がしたようなトロピカルフルーツの香りが、複雑なウッドスパイスとバランスを取っています。アンティークオークのノートは、ザ・マッカランの長期熟成製品に特徴的なものであり、マッキントッシュがスコットランドで何年も前に木材から作り出したユニークなデザインを思い起こさせます。」

その味わいは、スモーキーなピート、トロピカルフルーツ、ダークチョコレートでコーティングされたレーズン、エレガントなオーク、そして複雑なウッドスパイスが幾重にも重なり、長い熟成だけがもたらしうる深遠な複雑性を示唆しています（アルコール度数46.2%）。

この貴重なウイスキーは、「バラの精神」にインスパイアされたクリスタル製のバラのストッパーが付いたラリック社製クリスタルデカンタに収められています。

さらに、マッキントッシュが建築デザインで用いた金属細工を反映した彫刻的な外箱に収められ、芸術作品としての存在感を放ちます。

生産数は世界限定112本。ザ・マッカランからの招待を受けた方のみが入手可能で、価格は問い合わせに応じて提示されます。

芸術の本質を探求する：The Macallan Art is the Flower

もう一つのボトル「The Macallan Art is the Flower」は、マッキントッシュが1902年に行った講演の冒頭の言葉「Art is the Flower（芸術は花である）」から名付けられました。

この言葉は、チャールズ・レニー・マッキントッシュ協会によって選定され、芸術と自然、そして魂の間の深いつながりを探求したマッキントッシュの哲学を象徴しています。

こちらのボトルはノンエイジステートメントのシングルモルトですが、ヨーロピアンオークのシェリー樽での熟成によって育まれた、深みのある色合いと豊かなフレーバーが特徴です。

ザ・マッカランのウイスキーメーカー、スティーブン・ブレムナー氏は、「マッキントッシュの本質とインスピレーションを描写するスピリッツを真に捉えるために、私たちは自身の芸術性を引き出す必要がありました。熟成のピークに達した樽を特定するために、私たちの全在庫を活用する自由がありました。ヨーロピアンオークは、美しいオークのノート、スパイス、ドライフルーツをもたらす鍵であり、重要なことには、それ自身の花を咲かせる果実の繊細なノートももたらします」と語ります。