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茨城県水戸市に新興蒸溜所「高藏蒸留所|TAKAZO Distillery」が立ち上がる

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江戸時代から続く、総合酒類メーカーの明利酒類株式会社(本社:茨城県水戸市)が、2022年9月26日に、約60年ぶりにウイスキー製造免許通知書を取得。満を持してクラフトウイスキー造りを再開をします。

明利酒類株式会社は、もともと明治時代の酒造家、および衆議院議員である加藤高藏が創業した加藤酒造店が設立した酒造。1950年に事業を継承し、明利酒類株式会社と名を変え現在は日本酒や焼酎、梅酒などを作っています。

明利酒類初代代表である加藤高藏が、1952年からウイスキー造りを開始していましたが、工場の火災によって免許を返納。
以来、ウイスキー造りを断念していたようです。

新たな蒸留所の名称は「高藏蒸留所|TAKAZO Distillery」。

今月から発酵と蒸留を開始し、来年春以降の販売を計画しているとのこと。

明利酒類のウイスキー造りの強み

豊富な蒸溜経験と酵母に対する知見

明利酒類は創立以来、原料アルコールの蒸留を行い、焼酎やジン、ウォッカなどの蒸留酒を作ってきました。

さらに全国1,000以上の酒蔵の中で、自社で酵母を開発培養し、全国の酒造会社に提供している数少ない民間企業でもあります。酒の発酵の重要要素である酵母の開発を自社で行い、様々な酒の発酵過程を分析してきた知見は、ウイスキーづくりにも活かせるはずです。

また、自社活用だけではなく、酒造りに極めて重要な原料であるアルコール&酵母を他社に提供してきました。それらの経験によって蓄えられた蒸溜と酵母についての知見と技術は、他社にはない強みと言えます。

全国240社の酒蔵との信頼関係も、老舗酒造のなせる業。

蒸留所・貯蔵庫について

初留・再留の蒸留機には、内部に銅を組み込み、硫化物の除去やクリアな仕上がりを目指すとのこと。

すでに使っているものを再利用するのかな?

マッシュタンは海外で組み立て、新しく搬入致したそうです。規模間としては麦芽400kgで仕込み、原酒200L。

樽は、アメリカンホワイトオークのバーボン樽と、シェリー樽を使うようです。まずは一般的なクラフトディスティラリーと同じですね。

今後のスケジュール

9月末から、大麦麦芽によるモルトウイスキーの製造と、酒蔵の強みを活かした米原料のグレーンウイスキーの製造を開始。

まずは、シングルモルトのNewPotの発売、そしてスコットランドのモルト原酒とブレンドした、ブレンディッドウイスキーの製造・販売を予定しており、2023年春ごろに初回のリリースができるよう準備を進めるとのこと。

このニューポット販売、スタンダードになっちゃいましたねぇ。

常務取締役 加藤喬大氏からのコメント

「今から約60年前に、私たち明利酒類はこの水戸市元吉田の土地でクラフトウイスキーの製造販売をしていました。そのウイスキーづくりは、火災により、道半ばで途絶えてしまっておりましたが、60年ぶりに再開できる運びになりました。これまでの歴史の重みと先人たちの息遣いに想いを馳せながら、今、社員一丸となってウイスキー事業に取り組んでいます。

まだまだ小さな生産量ですが、お客様に味とともに熟成の過程そのものを楽しんで頂ける、新しい形の蒸留所として信頼を積み重ねていきたいと考えています。

この高藏蒸留所から生まれる新しいウイスキーを、我々も楽しみにしています。皆様にお届けできる日まで、もうしばらくお待ちいただけますと幸いです。」

「高藏蒸留所TAKAZO Distillery」のコンセプト

※プレスリリース抜粋

Transparency&Trustfulness透明性と信頼

当蒸留所では、当社で蒸留するシングルモルトとスコットランドのモルト原酒等をブレンドし、当社の様々な樽で後熟したウイスキーの製造を予定しております。

ブレンディッドモルトウイスキーの原酒については、どのような原酒を入れているか、なぜその原酒を選んだかなどを開示してまいります。自社蒸留するシングルモルトに合った原酒を選定し、ブレンドしていきます。

また、我々は、ウイスキーの味だけではなく、時間による変化もお客様に楽しんでいただきたいと考えております。

「Co-Creation共創)」

当社蒸留のシングルモルトについては、0か月、6か月、1年、1年半、2年、3年・・・とジャパニーズウイスキーとして育っていく過程をお客様と一緒に楽しめるようにしたいと考えております。蒸留所での体験や試飲会などのイベントも考えていきたいと思います。




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