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10年の協働。アランが島産大麦100%の限定ボトルアラン・バーレイ10年を発売

10年の協働。アランが島産大麦100%の限定ボトルアラン・バーレイ10年を発売

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スコットランドのロックランザ蒸溜所を拠点とするアイル・オブ・アラン・ディスティラーズが、10年にわたる島内でのプロジェクトの成果として、「アラン・バーレイ・10年・シングルモルト バッチ001」を発表しました。

アラン島のみで栽培された大麦を100%使用した、蒸溜所と島との繋がりを色濃く映し出す一本です。

島との10年にわたるパートナーシップ

このウイスキーの核となるのは、アラン島で6世代にわたり農業を営むカリー家が管理する「ベルビュー・ファーム」で収穫された大麦です。

アラン蒸溜所は2015年から、同社の姉妹蒸溜所であるラグ蒸溜所(アラン島南端)のそばにある、2つの10ヘクタールの畑から大麦の供給を受けてきました。今回のリリースは、その10年にわたる協働の最初の成果物となります。

ロックランザ蒸溜所のマネージャー、スチュワート・ボウマン氏は、「アラン島の生産者とこれほど密接に協力できることを光栄に思う。ベルビュー・ファームとのパートナーシップは、土地と品質に対する共通の取り組みに基づいており、私たちが深く価値を置いているものだ」と語っています。

「オプティック種」大麦と製造のこだわり

このプロジェクトの背景には、単に「島産」であること以上の意味があります。

大麦の品種

バッチ1に使用されたのは「オプティック」と呼ばれる品種です。

製造プロセス

蒸溜所の生産チームによると、この地元産の大麦は「スティッキー・ウォート(粘り気のある麦汁)」を生み出すため、製造工程では常時監視が必要だったといいます。その結果、複雑でフルーティー、そして際立って「オイリーな酒質」のニューメイクスピリッツ(蒸溜したての原酒)が生まれたとのことです。

熟成樽

このオイリーな原酒は、ファーストフィル(一度目)のバーボンバレルと、セカンドフィル(二度目)のシェリーホグスヘッドを組み合わせて熟成されました。

また、この大麦は、家畜の飼育と組み合わされた農法で栽培されており、全体的な二酸化炭素排出量の削減にも貢献しています。

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アラン・バーレイ10年の味わいと製品情報

テイスティングノート

香り: フレッシュハーブ、軽やかな柑橘類、バニラ。

味わい: スパイシーなジンジャーとビスケットのようなモルトの風味。滑らかでオイリーな口当たりと、夏のフルーツのノートがこれらを補完する。

製品情報

アルコール度数: 50%

仕様: ノンチルフィルタード(冷却ろ過なし)、ナチュラルカラー(無着色)

販売本数: 18,000本(バッチ1)

このボトルは、今後も毎年バッチリリースが続けられる予定で、収穫される作物、樽の選定、そして生産量によって、年ごとに異なる個性が表現されることになります。

「ローカル・バーレイ」というウイスキー造り

今回のリリースは、スコッチウイスキー界で広がる「ローカル・バーレイ(地元産大麦)」という潮流に対する、アラン蒸溜所からの一つの回答です。ブルックラディ蒸溜所の「アイラ・バーレイ」や、スプリングバンク蒸溜所の「ローカル・バーレイ」シリーズのように、ウイスキーの原料である大麦の産地や品種に焦点を当て、その土地ならではの風味「テロワール」を探求する試みは、世界中の愛好家から注目を集めています。

アラン蒸溜所は、新しいパッケージでラベルに大麦の品種、供給元の農場名、バッチ番号、総瓶詰め本数を明記することで、その透明性と出所(プロブナンス)を明確にしています。1995年にアラン島のウイスキー造りを150年ぶりに復活させた同社が、その30周年という節目に、改めて島との結びつきの強さを示すリリースとなりました。




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