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また変わるの?碧Aoが今度は「アイリッシュ エディション」へ。リニューアルから半年で何が変わったのか?

また変わるの?碧Aoが今度は「アイリッシュ エディション」へ。リニューアルから半年で何が変わったのか?

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サントリーが6月9日、碧Aoの新バリエーション「SUNTORY WHISKY 碧Ao〈IRISH EDITION〉」を数量限定で発売すると発表しました。

700ml・43%・希望小売価格6,000円(税別)です。

オーツカ
リニューアルからわずか半年。少し立ち止まって考えてみたいと思います。

昨年末のリニューアルを振り返る

碧Aoは2025年12月、発売以来初となる大幅リニューアルを実施したばかりです。

30年熟成の山崎モルトを配合。サントリー「碧Ao」が初の大幅リニューアルを実施

最大のトピックは、スパニッシュオーク樽で30年以上熟成させた山崎モルト原酒を新たに配合したこと。

パッケージも刷新され、「世界5大ウイスキー産地の自社蒸溜所原酒のみをブレンドする」というコンセプトを守りながら、液体の質感を引き上げることで再評価を狙う一手でした。

その記事で「大々的なマーケティング戦略の割にパッとしなかった碧Aoですが、リニューアル後はたしてどんな評価になるのか」と書きました。

そこから半年も経たないうちに、今度は「アイリッシュの特長を際立たせた」エディションが登場します。

「特長を際立たせる」の意味するところ

今回の発表で気になるのは「アイリッシュウイスキーの特長を際立たせることで、爽やかで軽快な味わいをお楽しみいただけます」という一文です。

碧Aoのコンセプトは「5大産地をバランスよくブレンドする」ことでした。特定産地の特長を際立たせるということは、そのバランスを意図的に崩すことを意味します。つまり今回のアイリッシュ エディションは、碧Aoの根本的な設計思想から外れた別物といえます。

パッケージも越前和紙を使った別デザイン。価格も通常の碧Aoより高めに設定されています。

外から見ると、こう映ります——リニューアルで原酒の比率と質を変え、今度は産地別エディションで原酒の比率をまた変える。ボトルのデザインを変えながら、液体の構成も変えていく。「碧Aoというブランドが何者なのか」が、シリーズを重ねるごとにぼやけていくのではないでしょうか。

もちろん、特定産地の個性を前面に出す試みは他ブランドでも行われており、それ自体が悪いわけではありません。しかしブランドの根幹コンセプトを半年ごとに揺らすことが、長期的な信頼につながるかどうかは別の話です。

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続くシリーズへの疑問

発表によれば今回は「WORLD TRAVEL COLLECTIONの第一弾」とのことで、続弾が予定されている模様です。

スコティッシュ、アメリカン、カナディアン、ジャパニーズと続くとすれば、合計5本のシリーズになるのでしょうか。

それぞれ原酒比率を変えながら、パッケージを変えながら、価格を上乗せしながら——という展開が見えてきたとき、BARRELの読者には一度冷静に「自分が買うべき一本はどれか」を考えてほしいと思います。




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