昨年8月に当サイトでも先行してお伝えしていた「オーバン15年ポートカスクフィニッシュ」が、このほど米国で正式に発売されました。
あのときはまだ「米国限定となる可能性が高い」という段階でしたが、今回、$130(約1万9,000円)という価格も含めて正式発表となっています。
港と港、スコットランドとポルトガルをつなぐ一本

オーバン蒸溜所は、1794年にヒューとジョン・スティーブンソン兄弟によって創業。
スコットランドでも最古かつ最小クラスの蒸溜所として、ランタン型のポットスティルを7名の職人が守り続けています。
ハイランドとアイランズの境界に位置するオーバン港町という立地が、そのまま蒸溜所のキャラクターになっている——潮風、塩気、穏やかなスモーク。それが今回、ポルトガルの港湾都市ポルトで生まれたルビーポートの樽と出会うことになります。
「港から港へ」というコンセプトは商業的な修辞に聞こえなくもないですが、オーバンの場合、その海沿いのキャラクターが実際に際立っているだけに、説得力はあります。
15年シリーズ第2弾、カスクストレングスから今度はポートカスク

熟成はアメリカンオークのホグスヘッドで15年、その後ポルトガル産100%アメリカンオーク製のルビーポートカスクでフィニッシュ。アルコール度数は52.1%。
同シリーズの第1弾は「15年 カスクストレングス シェリーカスクフィニッシュ」でした。シェリーからポートへ、カスクフィニッシュシリーズとして着実に展開しています。
公式のテイスティングノートによれば、ドライな白ワインの果実感、ラズベリー、バニラアイスクリーム、そして定番の海風と温かい砂のアロマ。パレットはなめらかでハニーな甘みとジューシーな赤い果実感、最後に穏やかな塩気と白胡椒のスパイス。フィニッシュはミディアムで辛口、白胡椒が残ります。
オーバンらしい海のニュアンスを保ちながら、ポートがきちんと赤い果実の層を加えているようです。
米国限定での展開、日本発売は未定
現時点では米国の専門酒販店での展開のみ。日本への展開は確認されていません。
ただ、ディアジオ傘下のオーバンは日本市場にも定期的に製品を投入しており、シリーズとして継続するならば、日本への展開もいずれ検討されるかもしれません。今のところは、情報として押さえておく段階です。










