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沖縄最古の蔵元、新里酒造が「琉歌 SINGLE MALT 2025」をリリース

沖縄最古の蔵元、新里酒造が「琉歌 SINGLE MALT 2025」をリリース

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沖縄県うるま市に拠点を置く新里酒造(州崎蒸留所)は、新たなシングルモルトウイスキー「琉歌 SINGLE MALT JAPANESE WHISKY 2025」を発売しました。

同商品は、沖縄特有の亜熱帯気候での熟成と、特性の異なる複数の樽原酒を組み合わせた複雑な構成が特徴です。

亜熱帯気候と4種の樽が生み出す味わい

州崎蒸留所が位置する沖縄県は、年間を通して高温多湿な亜熱帯気候に属しています。この環境下では、ウイスキーの熟成において「エンジェルズシェア(天使の分け前)」と呼ばれる樽からの蒸散量が年間10%以上にも達するとされています。これはスコットランドなどの寒冷地と比較して非常に高い数値であり、その分、樽成分の抽出が早く進み、短期間で濃厚な熟成感を得られるという特性があります。

今回の2025年エディションでは、以下の4種類の樽原酒が使用されています。

  • 2ndフィル オロロソシェリー(ホグスヘッド)

  • 1stフィル ペドロ・ヒメネス(PX)(ホグスヘッド)

  • リフィル スパニッシュオーク(ホグスヘッド)

  • 泡盛カスク(パンチョン)

これらをブレンド(バッティング)することで、シェリー樽由来の果実味と、スパニッシュオークのスパイシーさ、そして蔵元のルーツである泡盛カスクによる独自のニュアンスが重なり合う構成となっています。

テイスティングノートと製品仕様

新里酒造が公開しているテイスティングノートによると、香りはシナモンやジンジャーといった温かみのあるスパイスから始まり、青りんご、紅茶、ドライプラム、スペアミントへと変化します。口に含むと酸味とビター感が広がり、キャラメルやミルクチョコレートのような濃厚な甘さが長く続く余韻が特徴とされています。

製品のスペックは以下の通りです。

  • 商品名:琉歌 SINGLE MALT JAPANESE WHISKY 2025

  • アルコール度数:58%

  • 容量:700ml

  • 価格:16,500円(税込)

  • 原材料:モルト(イギリス産麦芽使用)

  • 製造:新里酒造株式会社 州崎蒸留所

本商品は、沖縄県内および公式オンラインショップ等で展開されています。

沖縄の風土と作り手の設計が反映された一本として、市場での評価が待たれます。




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