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2015年の終売から10年。シングルモルト宮城峡10年、待望の復活

2015年の終売から10年。シングルモルト宮城峡10年、待望の復活

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ニッカウヰスキーは、2015年に惜しまれつつ販売を終了した「シングルモルト宮城峡10年」を、2025年10月7日より数量限定で復活させると発表しました。SNSをはじめ、ジャパニーズウイスキー愛好家たちはこのニュースに沸いています。

なぜ「復活」がこれほど大きな意味を持つのか

このニュースの重要性を理解するには、時計の針を10年前に戻す必要があります。

2010年代、ジャパニーズウイスキーは世界的なブームを迎え、需要が爆発的に増加。その結果、多くの蒸溜所で熟成させた原酒の在庫が枯渇するという、深刻な事態に陥りました。

ニッカウヰスキーも例外ではなく、将来にわたって高品質なウイスキーを供給し続けるため、2015年に「余市」および「宮城峡」の年数表記(エイジ)商品の販売を終了するという、苦渋の決断を下しました。これは「エイジショック」とも呼ばれ、ファンにとっては一つの時代の終わりを意味する出来事でした。

長い原酒の再貯蔵期間を経て、2022年末に「シングルモルト余市10年」が先行して復活。

ファンは歓喜しましたが、同時に「宮城峡はいつだ?」という大きな期待が寄せられていました。その相棒の帰りを、私たちは約3年間、待ち続けることになったのです。

新生「宮城峡10年」の姿

待望の復活を遂げる「宮城峡10年」は、宮城峡蒸溜所の個性を色濃く反映した一本です。力強く、ピーティーな個性を持つ余市とは対照的に、宮城峡は杜の都・仙台の緑豊かな峡谷に位置し、その風土を映したかのような、華やかでフルーティーなスタイルが特徴です。

香り: リンゴやシトラスを思わせるフルーティーな香りと、熟成によるほのかなバニラの甘い香り。

味わい: 熟した果実感とモルトの甘さが調和した、豊かでクリーンな味わい。

フィニッシュ: 樽熟成由来の甘くほろ苦い余韻が心地よく続く。

パッケージも一新され、ラベルには上質な和紙を採用。キャップシールなどには、蒸溜所の静かな峡谷を表現した日本の伝統色「深緑色」がキーカラーとして使われています。

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価格と販売情報

商品名: シングルモルト宮城峡10年

アルコール度数: 45%

希望小売価格: 12,000円(税抜)

販売本数: 国内9,000本、海外9,000本(数量限定)

 

創業者・竹鶴政孝が理想のウイスキー造りのために選んだ、北の余市と、杜の宮城峡。二つの10年ものが再び揃うという事実は、日本のウイスキー界全体にとって、明るい未来を示す喜ばしいニュースと言えますね。




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