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アイラ島のキルホーマン蒸溜所から、待望の「サナイグ カスクストレングス」が登場しました。
今月にリリースされたこのシングルモルトは、アルコール度数57.8%の力強いカスクストレングス仕様。シェリー樽とバーボン樽の個性を掛け合わせた豊かな味わいが特徴です。
キルホーマンの定番シリーズ「マキヤーベイ」と「サナイグ」のうち、これまでカスクストレングスとしてリリースされてきたのは主にマキヤーベイでした。
しかし、今回満を持して「サナイグ」のカスクストレングス版が登場したことで、ファンの期待は一層高まっています。
サナイグ カスクストレングスの特長
「サナイグ カスクストレングス」は、約70%がオロロソシェリー樽(フルマチュアリングとフィニッシュ)、残り30%がバーボン樽で熟成されています。
シェリー樽特有のドライフルーツやチョコレートの濃厚な風味と、バーボン樽の甘やかなニュアンスを見事に融合させています。
テイスティングノート
- 香り: 焼きたてのバーベキュー肉やベーコンに、バルサミックソースの甘みが重なる。
- 味わい: ブラックベリーやチェリーのジャム、チョコレート、スパイス(ナツメグ、シナモン)、軽い硫黄感が混じる濃密な味わい。
- 余韻: 赤い果実、コーヒー、リコリスが続き、塩気を含んだスモーキーさが長く残る。
このボトルは、標準版の「サナイグ」に比べてはるかに濃厚でパワフルな仕上がり。シェリー樽由来の個性をさらに際立たせた「濃縮版サナイグ」とも言える存在です。
限定リリース「プライベートヴァッティング」も注目
実はこのサナイグ、最近展開が増えています。
同じく今年、キルホーマンはドイツ市場限定で「サナイグ プライベートヴァッティング」という特別版をリリースしました。
これは、ドイツの酒類会社「ブレーマー スピリッツ コントール」の30周年を記念して作られたもので、シェリー樽60%、バーボン樽40%のバランスで熟成されたものです。
プライベートヴァッティングのテイスティングノート
- 香り: キャンディーフルーツ、力強いピートスモーク、柑橘系のアクセント。
- 味わい: ダークチョコレートとハチミツが混じるクリーミーなテクスチャー。
- 余韻: 柔らかなスモークと長いフィニッシュが特徴的。
このプライベートヴァッティング版は「サナイグ」シリーズの多様性を示す好例であり、キルホーマンが顧客ニーズに応える柔軟性を持っていることを証明しています。
来年20周年を迎えるキルホーマンの多様性
2005年に設立されたキルホーマン蒸溜所は、アイラモルトの中で若い蒸溜所ながら、樽選びやフレーバープロファイルの追求において他に引けを取りません。今回の「サナイグ カスクストレングス」は、ファンの声に応えた一品であり、シェリー樽の濃厚な風味とカスクストレングスの力強さが見事に調和しています。
価格は€80(約12,000円)で、キルホーマンの公式サイトおよび一部の特約店で購入可能です。濃密な味わいとパワフルな飲み応えを求める方には、おすすめのウイスキーです。