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ザ・ディーコンに『ブラック』。スモーキーが売りのブランドがフルーティー路線へ

ザ・ディーコンに『ブラック』。スモーキーが売りのブランドがフルーティー路線へ

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ペルノ・リカール・ジャパンが、「ザ・ディーコン」の新商品「ザ・ディーコン ブラック」を10月19日に発売します。

参考小売価格は3,800円(税抜)で、税込にすると4,180円。2024年に日本発売された定番と同じ水準です。


スモークを仕上げに回した配合

ブラックは、スペイサイド産のピートモルトとノンピートのウイスキーをブレンドした一本です。40%、700mlで販売されます。

香りと味わいは、甘いりんごや洋ナシ、カシスジャムのような果実味に、塩キャラメル、バニラ、黒糖の甘さが重なります。

そこに、やわらかなスモークが仕上げに漂います。ピートモルトをアクセントに使い、ノンピートのウイスキーが果実味を支える設計と言えると思います。

定番は、アイラのピートスモークにスペイサイドの焚き火のようなスモークを重ね、力強いスモーキーさを前に出していました。今回の説明にアイラは出てきません。ブランド側も、重厚なスモークから果実味へ、はっきり対比させる位置づけです。定番のような力強いスモークを求める人には、別の一本になります。

オーツカ
「ブラック」の名前でスモークの連想を外してくるのが、このブランドらしいですね。定番と飲み比べたいです。

飲み方は、ストレートやクラシックなウイスキーカクテルのほか、ハイボールもすすめています。割ると旨味の層が出るとして、レモンピールを添えた「ブラックハイボール」が推奨です。

販路と企画に見える、定番との違い

定番は、日本では大手の小売チェーンを軸に3,000以上の店舗へ広がりました。

ザ・ディーコンが日本市場で異例の成功!7か月で64,800本を販売

ブラックのリリースが販路として挙げているのは、プレミアム酒販店、ウイスキー専門店、バー、レストラン、そしてECです。通販はAmazonが10月1日から、楽天市場が10月5日から予約を受け付けます。

発売を記念して、音楽やアートなど異なる分野の5名のクリエイターによる特別プロジェクトも始動し、詳細は10月中旬に発表される予定です。

ブランドは春に丸の内ハウスの12店舗でペアリング企画を行い、9月19日と20日には国内最大級のダンスミュージックフェス「Ultra Japan 2026」に初めてポップアップバーを出しました。音楽やカルチャーの文脈で広げてきた流れの上にある新作です。

実勢価格も気になるところです。9月時点で、一部の大手通販では定番が3,820円で売られています。ブラックの参考小売価格は定番と同じ水準なので、店頭での値付けは発売後に見えてきます。

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日本で育てたブランドの、次の一手

ザ・ディーコンは、ニューヨークのソブリン・ブランズとペルノ・リカールが共同で開発したブランドです。

2023年に米国で発売されたあと、英国、ドイツ、韓国、マレーシアなどにも広がり、日本では2024年4月に発売されました。日本では発売から7か月で6万4,800本を売っています。

ペルノ・リカールのグループ全体が苦戦するなかで、日本法人は2025年6月期に、外資系のワイン・スピリッツ企業として日本で最も伸びたと自社で説明しています。飲酒の頻度は減っていても、少し良いものを選んで飲む志向が出ている、という見方です。ソブリン・ブランズのブレット・ベリッシュCEOも、プレミアム化が進む日本は発売に最高のタイミングだと話しています。

スモーキーで当てたブランドが、2本目で別の顔を見せます。定番のファンがこの方向転換をどう受け止めるかが、このブランドの次を決めるでしょう。





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