サントリーのブレンデッドウイスキー「響」が、日本を代表する画家、千住博(せんじゅ ひろし)氏と協力した特別な限定ボトルを発表しました。
日本の精緻なウイスキー造りと、世界的なファインアートが融合した、コレクターズアイテムです。
「響」と共鳴する、千住博氏の「滝」

今回の主役は、響 21年と響 30年という、ブランドの頂点に立つ二つのウイスキーです。これらのボトルのために、千住博氏は「Waterfall on Colors ‘Hibiki’(色の上の滝「響」)」と題した作品を制作しました。
千住博氏は、ヴェネツィア・ビエンナーレで名誉賞を受賞し、その作品がニューヨークのメトロポリタン美術館にも所蔵される、国際的に高く評価されている画家です。

彼のシグネチャーである「滝」のモチーフが、今回のデザインの核となっています。作品には、日本の高貴な色であり、希少性や職人技の象徴とされる「濃紫(こきむらさき)」をはじめとする10色の紫が使用されています。
千住氏の技法は、大理石の粉末(マーブルパウダー)を塗ったキャンバスに水を流し、色の流れを導くというもの。このコントロールと偶然性が織りなすプロセスが、山崎、白州、知多の各蒸溜所の原酒をブレンドするウイスキー造りの調和と通じるものがあります。
二つの特別なコレクターズ・エディション
今回のコラボレーションでは、熟成年数の異なる二つの製品が用意されました。
響 21年 アーティストコラボレーション

千住氏の滝のイメージが、ラベルとプレゼンテーションボックスの両方にあしらわれています。このボトルには、作品が描かれた美しい風呂敷も付属します。
テイスティングノート(公式): ハチミツ、サンダルウッド(白檀)、ドライアプリコットの深みに、ミズナラ樽の繊細な複雑さが調和。余韻は長く、お香のような繊細な香りが広がります。
響 30年 アーティストコラボレーション

より収集価値の高い工芸品として、日本の伝統的な屏風(びょうぶ)スタイルのディスプレイケースに収められています。クリスタルボトルの首回りにも滝のモチーフが施されています。
テイスティングノート(公式): ブラウンシュガー、ドライフィグ(乾燥イチジク)、ジンジャーブレッド、アプリコットジャムが重なり合う。ミズナラ樽の深みとシナモンの温かさが感じられる、豊かなフィニッシュです。
製品情報と価格
両製品ともアルコール度数は43%で、2025年10月22日より、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの主要市場および一部の免税店(グローバル・トラベル・リテール)にて、数量限定で発売されます。
響 21年 アーティストコラボレーション
希望小売価格: 899.99ドル/799ユーロ(約14万円~15万円)
響 30年 アーティストコラボレーション
希望小売価格: 7,500.00ドル(約124万円)
サントリーが誇るブレンディングの技術と、日本を代表する現代アーティストの美意識が一つになった今回のリリース。
ウイスキーを味わうだけでなく、日本の芸術品として所有する喜びも提供する、特別なボトルとなりそうです。










