BARRELでの告知がだいぶ遅れてしまったのですが、このたび第二弾シリウスが発売となりました。
第一弾のアケルナルに続き、即完売してしまったのですが、BARREL用の在庫を少しだけとってあるので、以下を覗いてみてください。追加されているときがあります。よろしくお願いいたします。
ウラノメトリア「SIRIUS-シリウス-」15年
第一弾のアケルナルは、 ファーストフィルバーボンバレルで熟成された、明るく快活な味わいでしたが、 第二弾のシリウスは打って変わってヘヴィで重厚なアイラモルトです。
クラシックな味わいのアイラモルトが好きな方は、とても喜んでいただける味わいに仕上がっているかと思います。
以下はリリース資料です。


夜の沈黙(しじま)を灼く、
銀の天狼。
星の深淵から響く、天狼の叫び
SIRIUS(シリウス)は、ギリシア語で「焼き焦がす者」を意味し、夜空で最も鋭い光を放つ星とされる。
太陽の二倍の体躯を持つ主星と、空間を歪めるほど重い伴星を従える。犬星・天狼とも呼ばれ、その昔、夏の酷暑と豊穣、光と死をもたらす神秘の星と恐れられた。
今回の一樽は、黒土と灰の息吹を封じたアイラモルト。
分厚く重い燻煙香が、意識の輪郭を静かに溶かしていく。
長い眠りの果てに、狼は音もなく目を開ける。
かつて、天を焼いたというその光が、重力の底で再び脈打つ。
ティスティングノート
深く、重く、ゆるやかに沈むピートスモーク。
焚き火の煙が静かに立ちのぼる夕暮れの海辺。すすけた塩気と海藻のミネラル感が広がり、白ワインのようなドライさと、チョークを含んだ淡いタールが影を落とす。
厚く、熱いアタック。スパイシーでありながら焦げ感は控えめで、山椒とカルダモン、レモングラスが弾ける。
硬質な黒土と灰、わずかなオイル感の奥から、草の青さと酸が立ち上がる。
クラシカルなアイラの余韻。ダークココアと古びたレザー。

味わい深いエチケットと、美しい味わいをご堪能あれ。