弊社ウイスキーグラスブランドKYKEYから、Limited Edition 2026をリリースいたしました。
AROMA GLASS BASICと、ツヴィーゼルのアッローロをベースに、ステムとプレートを銘木の無垢材に替えたグラスです。
全11種で、前回から約2年ぶりの新作になります。

良い木材が入らず、新作は2年お預けに

ここまで新作を出せなかったのは、良い木目の材がなかなか手に入らなかったこともあります(木材価格の高騰もあります)。
今回ようやく納得のいく材がそろい、久しぶりのリリースとなりました。
木は一本ずつ木目が違います。同じ樹種でも、商品ページの写真を見比べると表情がかなり違います。ぜひ見比べてみてください。
なお、販売はネットショップのみで、小売店での取り扱いはありません。
ステムとプレートを銘木に替えた、2種類のベース
ベースのグラスは2種類。
1つ目は、木村硝子店と共同開発したKYKEY定番のテイスティンググラス「AROMA GLASS BASIC」です。香りがしっかり立ち、口当たりがなめらかで、家飲みはもちろんバーでもよく使われています。

2つ目は、ツヴィーゼルの最高級クリスタルガラス製「アッローロ ウイスキーノージンググラス」です。蓋つきで、ツヴィーゼルの許諾を得てカスタムしています。

このグラスのステムとプレートを、銘木の無垢材に差し替えました。
木工は、木工作家ブランドMOKUが担当しています。
なお通常のAROMA GLASS BASICよりもステムが長くなる分、スワリングしやすい仕様にもなっています。どちらも桐の専用ボックスに入れてお届けします。

夜響と朱穂が弐式で再販
BASIC版は全部で8種です。
前回完売した夜響と朱穂は、再販を望むお問い合わせを大変多くいただきました。そこで今回、弐式として復活させています。
夜響弐式は、ブラックウォルナットを使っています。楽器や家具にも使われる素材で、今回はよりマットな印象に仕上げました。

朱穂弐式はパドックで、紅く美しい木目が特徴です。
プレートには、アクセントとして白太混じりの材を選びました。白太は、木の外側にある白っぽい部分のことです。

ビャクシンとグラナディロは、白太あり・なしの2本ずつ
今回はビャクシンとグラナディロを、プレートに白太が入るものと入らないもので、2本ずつ用意しました。
息吹と小暖陽が、ビャクシンです。神社仏閣の境内や庭園に古くから植えられてきた常緑の針葉樹で、同じ場所で長い年月を生きる木です。

小暖陽のプレートには、白太が混じります。
木は若いうちは幹すべてが白太で、年月を重ねると内側から紅みを帯びた色に変わっていきます。白太は、その色に変わる前の部分です。

紫音と白歌が、グラナディロを使ったグラスとなります。
グラナディロは中南米のユカタン半島に育つ紫檀の仲間で、ギターの側面や裏面に使われてきた、鳴りの良い木材です。グラスをテーブルに置くと、やわらかく低い音がします。

紫音の名前は、深い紫の木肌の色と、この音の両方から付けました。白歌は、深い紫の中に白太が一筋入っていて、琥珀色のウイスキーを注ぐと、その明るさがグラスの中で反射します。
人気の黑花梨も続編を

黑花梨は毎年限定で出しているシリーズで、毎回新しい名前を付けています。今回は第五弾の黑花梨-焔-(ほむら)と、第六弾の黑花梨-熄-(うずみび)の2本で、篝(かがり)と鐵(くろがね)の後継にあたります。

どちらもステムは縞黑檀、プレートは花梨瘤です。
縞黑檀は「木のダイヤモンド」と呼ばれる堅くて丈夫な木で、花梨瘤の瘤は、樹木の表皮が変異してこぶ状になったものです。
毎年数脚しか作れない希少な材を使っています。

違いはステムの長さです。焔は、過去の人気作と同じ65mmのスタンダードタイプ。熄は85mmの脚の長いタイプで、高さは約185mmと、黑花梨シリーズで最大です。
アッローロは今回も三種類
ツヴィーゼルの最高級シリーズ「アッローロ ウイスキーノージンググラス」をベースにしたモデルは、前回の雷吼(らいこう)、不知火(しらぬい)、叢雲(むらくも)に続いて、今回も3種です。

アッローロは、特徴的なボウルの形と、極限まで薄く成形されたクリスタルガラスのリムで、愛好家のあいだで人気の高いグラスです。蓋がついています。ツヴィーゼルの許諾を得て、完全オリジナルのデザインで製造しました。ステムの長さは、スワリングのバランスを見て調整しています。
宵孔雀(よいくじゃく)は、黒柿のグラスです。

黒柿は、樹齢150年を超える柿の古木のうち、およそ1万本に1本にしか現れないと言われる木で、正倉院の宝物にも使われてきました。
瘤や節、変色といった特殊な柄の材だけを選んでいます。黒と白の紋様が、まれに孔雀の羽根のような「孔雀杢」になります。
滂沱(ぼうだ)は、ステムが白樺、プレートがトチです。

プレートの黒い筋は、水が流れた跡のように見えます。岩に阻まれて分かれた水が、また一つに合わさるような複雑な模様です。白樺は長野県の県木です。
朧孤月(おぼろこげつ)は、信州のりんごの木を使っています。
りんごの木は硬く、家具材としてはほとんど流通しません。強い滲みの出た珍しい節のある木肌を選びました。

乳白色の地に赤茶の滲みと黒い節が点々と浮かび、雲間にかすむ月を映したような、輪郭の定まらない、無や空を感じる紋様です。


全11種の価格と購入ページ
価格はすべて税込です。10月26日時点で、宵孔雀と滂沱は完売、朧孤月は残り1点、BASIC版の8種は在庫があります。
- 夜響弐式 ブラックウォルナット 24,800円
- 朱穂弐式 パドック 25,800円
- 息吹 ビャクシン 24,800円
- 小暖陽 ビャクシン 27,800円
- 紫音 グラナディロ 25,800円
- 白歌 グラナディロ 28,800円
- 黑花梨-焔- 縞黑檀と花梨瘤 32,800円
- 黑花梨-熄- 縞黑檀と花梨瘤 32,800円
- 宵孔雀 黒柿 42,800円(完売)
- 滂沱 白樺とトチ 39,800円(完売)
- 朧孤月 信州のりんごの木 39,800円
全種類の写真は、Limited Editionのページで見られます。
よろしくお願いいたします。



