「水」以外にもたくさんある。ウイスキーに合うチェイサーとその特徴をご紹介。

チェイサーは水だけとは限らない

チェイサー、と聞くとまず頭に思い浮かべるのが「お水」でしょう。
大抵バーに飲みに行ってチェイサーを頼むとお水が出てきます。
しかし、チェイサーってお水のことではないんです。
チェイサーの意味はchaser…追う者。つまりウイスキーの後を追うようにして頂く飲み物のことを指します。カーチェイスなどと同じ使われ方ですね。
ウイスキーはアルコール度数の高いお酒ですからお水はチェイサーとして1番手軽な飲み物となります。
ウイスキーの後にお水を飲むことによって口直しになりますし、体内のアルコール度数を下げてくれるので食道や胃、肝臓への負担を軽減させる効果も期待できます。

しかし、定義的にはチェイサーは水だけに限定されるわけではありません。
口直しに飲むものであれば、何でもチェイサーという呼び名がつきます。
BARRELはウイスキーをより美味しく飲むためのサイトですから、今回はウイスキーに適したチェイサーを幾つか紹介していきます。

ウイスキーに合うチェイサー達

ウイスキーはアルコール度数が高いだけでなく、樽香やピート香といった強い香りが特徴です。
香りの強いウイスキーをストレートでクイクイ飲み進めると、やがてお口の中をリセットしたいと感じるタイミングがやってきます。
このときチェイサーとしてお水を飲み、小休止するのも良いのですが、お水よりもサッパリするチェイサーは他にも沢山あります。

炭酸水(ソーダ)

ウイスキーのチェイサーといえば炭酸水
ハイボールはお酒を炭酸水(ソーダ)で割ったもの。
従って、ウイスキーとの相性は疑う余地はありませんね。
ストレートやトゥワイスアップなどでウイスキーを飲み進めた後に炭酸水を一口飲めば一瞬にしてお口の中がリセットされます。
また、炭酸水にレモン果汁やすり下ろしのジンジャー(生姜)、ミントなどを入れて香りづけしたものをチェイサーにすれば、リフレッシュ感も得られます。

ジンジャーエール

ウイスキーのチェイサーにジンジャーエール

出典:Mack Male

度数の高いバーボンなどを飲むと鼻腔に特有の癖のある香りが溜まります。
息をするだけでバーボン臭い…
そんなときはスカッとした炭酸と鼻を抜ける生姜の香りが清々しい、ジンジャーエールがおすすめ。
辛いのが大丈夫な方は辛口ジンジャーエールを。
かなりリフレッシュすることが出来ますよ。

インドや中国で香辛料として使われてきた生姜にはジンギベレンという成分が含まれています。ジンギベレンは胃を健康にする効果や解毒・消毒作用があります。このジンギベレンが含まれたジンジャーエールをチェイサーとして飲めば風邪予防やウイルス対策にもなりますのでまさに一石二鳥です。

ビール

ウイスキーのチェイサーにビール!?

通の方であればチェイサーとしてビールを頼む方もいらっしゃいます。
意外かもしれませんが、ビールはウイスキーと同じ麦を原料とするお酒ですから飲み合わせの相性も良いですし、炭酸が効いているので口の中に爽快感を与えることが出来ます。
しかし、ビールをチェイサーとすることはかなり上級者向け。
間違って香りの強いクラフトビールなどを頼んでしまうとお口の中でウイスキーの香りと喧嘩してしまい、チェイサーの役目を果たさないことがあります。
ビールをウイスキーのチェイサーにする際には、スーパードライやレーベンブロイのようなキレのあるビールを選ぶと良いでしょう。

シードル

http://campagne.jp

シードルとはリンゴのお酒。
リンゴから出来たスパークリングワインと言えば分かりやすいでしょう。
洋ナシやオレンジピールの香りを併せ持つフルーティなウイスキーに合わせれば「つまみ」的な存在となり、これが意外と癖になります。
シードルはベルギービールのチェイサーとしてよく用いられることでも有名です。
アルコール度数も低いので、お試しあれ!

コーヒー

ウイスキーのチェイサーにコーヒーも合います
コーヒー豆に脱臭効果があることは有名な話です。
コーヒーは口内に溜まったウイスキーの香りを一掃し、お口の中がリセットされます。
カフェインによる酔い覚ましの効果も期待できるので長くウイスキーを楽しむ為にはうってつけのチェイサーです。

日本では深入りの珈琲が好まれがちですが、浅煎にしたホットコーヒーの方がチェイサーには適しています。爽やかな酸味がお口の中に広がり、ウイスキーの香りをリセットしてくれます。
しかし、ウイスキーは勿論のこと、コーヒーにも利尿作用がありますので、程よく水分を補給することもお勧めしておきます。

ミルク

http://farm4.static.flickr.com

ミルクと格好良く表記しましたが、牛乳です。
ウイスキーとミルクは実は非常に相性が良く、チェイサーとして飲んでも味や香りがぶつかりません。
気取った例えをするのであればミルクがウイスキーの香りに優しくヴェールをかける、そんな感じでしょうか。
もちろんホットにしても可、です。

紅茶

ウイスキーのチェイサーに紅茶

紅茶と聞いて意外に思った方もいらっしゃるかもしれません。紅茶の茶葉は緑茶やウーロン茶に比べると発行度が高いため口直しのチェイサーにも適しているのです。勿論脂っぽい食べ物や、香りの強い食べ物にも口直しとしてはかなり有効です。ホットでもアイスにしてもチェイサーとして使えます。

また、紅茶に含まれるタンニン、テアフラビンという成分はウイルスの活動を抑制する効果がありますので、ちょっとした風邪予防にもなります。

口直しになる意外なアイテム、「野菜」

ウイスキーのチェイサーに野菜スティックのセロリ

出典:Martin Cathrae

こちらの記事ではウイスキーに合うチェイサーを紹介してきました。
ここで豆知識として、ウイスキーの口直しにピッタリな食べ物、野菜を紹介しましょう。
みずみずしく、個性的な香りを持つ野菜。。。
その中でも特にお勧めなのは香りの強いセロリです。
香りのきついウイスキーを飲んだ後でもセロリをひとかじりすれば、一気にお口の中がリフレッシュします。
香りも後を引きずらず、一瞬鼻を抜けてすぐに通り過ぎます。
それにみずみずしい食感も砂漠に水を与えるような心地良さがセロリにはあります。
セロリの他にもスティックにした大根や人参、カブなども合いますよ。

 

まとめ

この記事をここまでお読み頂いたということはチェイサーがお水だけではない、ということが大分お分かり頂けたかと思います。
チェイサー=お水という概念をぶち壊し、ご自身がより美味しくウイスキーを飲む為に最も適したチェイサーを見つけて頂ければ幸いです。
では、今宵も素敵なウイスキーライフを。。。