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水割りとは違うウイスキー「トワイスアップ」。度数をおさえて香りを開かせる魔法の飲み方。

トワイスアップ

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トワイスアップ(Twise Up)はウイスキーの飲み方で、氷を使わずに水だけを入れて割る飲み方です。

この飲み方のいいところは、水でウイスキーの度数を落として飲みやすくしつつも、ウイスキー自体が持つ香りと味を十分に引き出すことができるのです。

ウイスキーは冷やすことで飲みやすくなりますが、同時に本来引き立つべき香りも抑えられてしまいます。

このトワイスアップという飲み方は、常温の水を加える、つまり加水することで香りを抑えることなく、度数を下げて飲みやすくしているのです。

しかも、ウイスキーの中には加水することで香りが開くものもあるのです。

そのウイスキーを知っていれば、度数が高くてウイスキーを敬遠していた方や普段ウイスキーを飲まれない方でも、度数を落として飲みやすくしながらも香りを楽しむ、なんてこともできちゃいます。

ということで、この記事ではバーや自宅で楽しめるウイスキーのトワイスアップの飲み方と厳選した五つの銘柄をご紹介します。

トワイスアップの飲み方・作り方

グラスを用意しよう

まず、グラスを用意します。

グラスはタンブラーやロックグラスなどなんでも構いませんが、ウイスキーを飲むためのテイスティンググラスが最も適しています。

またはワイングラスなどでも引き立つ香りを楽しむことができ、見た目もおしゃれで優雅な気分を味わえます。

テイスティンググラス

ウイスキーのテイスティンググラスに関してはたくさん記事を書いています。

グラスが変わるだけで驚くほどウイスキーの味が変わるのでぜひ専用のちょこっといいグラスを購入してみてください。

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ウイスキーを注ぎましょう

ウイスキーを注ぐ

次はグラスにウイスキーをゆっくりと注ぎます。

最初の量は少なめがいいでしょう。足りなければ少しずつ足しながらの調整で。

この時、グラスに鼻を近づけて香りを確かめておくと、水を入れた時との違いが感じられるかと思います。

ウイスキーをストレートで楽しむ方法は以下の記事で詳しく書いています。

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ウイスキーに水を加えます

ウイスキーストレートを少しずつ加水できるミネラルウォーター

そして、ウイスキーの入ったグラスに水を加えます。

軟水のミネラルウォーター、できれば常温のものが好ましいです。水道水はやめましょう。

加える水の量はお好みで結構です。

わからなければ、最初はウイスキーと水の1:1で試してみましょう。

ウイスキーの作り手のプロである、ブレンダ―もウイスキーの味や香りを確かめる時は1:1の割合でテイスティングをしています。

これで完成です。マドラーなどで混ぜなくとも、グラスを手に持って軽く回すだけでトワイスアップは楽しめます。

バーでウイスキーのトワイスアップを注文する時は、「1:1で」と伝えてもいいですし、スタッフの方におまかせしてみるのもアリです。

プロのバーテンダーがその銘柄に応じて作るトワイスアップは、ウイスキーが秘める香りを引き出し、際立たせたものです。

自分で作るのとはまた違った美味しさが、そのトワイスアップから感じられることでしょう。

ウイスキーのトワイスアップおすすめの飲み方

また、上の画像のように水とウイスキーを分けて出してくれるところもあります。

これは自分で水の量を調整できるので、味と香りを確かめながら徐々に割合を増やしていく、なんて楽しみ方もできます。

この飲み方は家でもできるので、飲み慣れてきた方は、まずストレートでウイスキーを用意して、そこからちょっとずつ水を足しながら自分の好きな割合を見つける、といった楽しみ方もいかがでしょうか?

トワイスアップの豆知識

トワイスアップ(Twise Up)のアップは、ストレートアップ(Straight Up)の略で、ウイスキーを氷を入れずに飲むという意味が含まれています。

そのためトワイスアップは、トワイス(Twise)が二倍という意味を持ちますので、二倍にしたウイスキーのストレートということになります。

日本では、水割りというと氷を入れて水を加えるのがメジャーな飲み方として親しまれているので、トワイスアップという名称には馴染みのない方がほとんどだと思われます。

ちなみにオン・ザ・ロックス、つまり氷を入れて飲むことをオーバーと呼んだりします。

オーバーはOver Iceの略で、スコッチのオン・ザ・ロックには「Scotch Over Ice」という呼び方もあります。

ですが、水割りのことを「ストレートのオーバートワイス」とはなかなか言わないので、水割りを飲みたい時は普通に「水割り」と頼みましょう。

トワイスアップにおすすめのウイスキー五選!

トワイスアップに適したウイスキーは、加水してもバランスが崩れない、または香りが膨らむウイスキーです。

個性が強く、ストレートでは飲みにくいウイスキーもトワイスアップすることで、クセを和らげ、飲みやすくすることができます。

ご紹介する五本のウイスキーはそれぞれ違う個性がありますので、自分好みのウイスキーを見つけてみましょう!

グレンモーレンジィ オリジナル

グレンモーレンジィ オリジナル

レモンゴールドの輝きを放ち、柑橘系の甘い香りが特徴的なシングルモルトウイスキー。

ハチミツのようなとろみのある甘みと、ほのかなバーボン樽の渋みが見事に調和したソフトなウイスキー。

口の中で広がるバニラ香、余韻にはオークの木材。甘さを適度に感じつつも、爽やかに味わえるバランスの良いウイスキーです。

トワイスアップで飲むことで、なめらかさが増し、樽の香りがさらに膨らみます。徐々に加水していくことで木材の膨らみを感じることができます。

価格帯はamazonで4000円前後。バーでも一杯目から気軽に楽しめるウイスキーです。

ブルックラディ ザ・クラシック・ラディ

ブルイックラディ

アイラモルトと呼ばれるクセの強い香りを持つシングルモルトウイスキー。

しかし、このブルックラディはアイラモルトならではの正露丸のような香りは少なめで、ハーバルでソルティな風味を楽しめます。

みずみずしい清涼感があり、トワイスアップで飲むと爽やかな果実香がより広がります。

後味には微かな潮が残り、ブルーのボトルも相まって、スコットランドの海の光景が目に浮かぶようです。

こちらのブルックラディは飲みやすいタイプですが、別のブルックラディには強烈な個性を持つのもあります。それらの非常にクセの強いものは、人を選ぶのでお気を付けを。

自宅に一本あるとうれしいこのウイスキーの価格帯は50000円前後。お買い得です。

ベンリアック12年 シェリーウッド

ベンリアック12年 シェリーウッド

シェリー酒の樽の中で熟成されたシングルモルトウイスキー。

グラスに注ぐだけで甘い香りが漂い、フルーツケーキやキャラメルを思わせるスイーティーなウイスキー。

甘くとろけるような味わいは、辛口のシェリーが後味に加わることですっきりと嫌味を感じさせない完成度の高い仕上がりになっています。

ストレートから水を少しずつ加えることで、香りの広がりが楽しむことができます。水をによって膨らむのが実感できるこのベンリアックは、是非トワイスアップで飲むことをおすすめします。

かなりの人気で一時期休売になっていましたが、最近復活しました。(上記小瓶のみ旧ボトルをご紹介しています、おためしあれ)

イチローズモルト ダブルディスティラリーズ

複数のシングルモルト原酒をブレンドさせたブレンデッドウイスキー。

世界五大ウイスキーに数えられるジャパニーズウイスキーの中から、海外からも高い評価を受けているイチローズモルトは、その人気からレア度の高いウイスキーとなっています。

「ジャパニーズオーク」と呼ばれるミズナラの樽で熟成されたイチローズモルトは、ミントやハーブのような爽やかさがあり、飲めば口の中に日本の森林が広がるかのような。

トワイスアップすると秘められた味が透明感を増し、複雑かつ深みのある風味が楽しむことができます。

ちょっとリッチなこのウイスキーは9000円前後。一本買うのはためらわれても、レア度は高いのでバーで見かけたらぜひ試して欲しいウイスキーです。

フロム・ザ・バレル

フロム・ザ・バレル

『マッサン』でも有名なニッカウヰスキーのブレンデッドウイスキー。

余市や宮城峡といったモルトウイスキーをブレンドし、さらに数か月樽で熟成させた贅沢な「樽出し」ウイスキー。

どっしりとしたリッチな味わいにはコクがあり、バランスの良さから加水しても崩れない味わいはトワイスアップに適しているといっていいでしょう。

熟成された樽の香りは正にウイスキーならではといった楽しみ方ができ、奥深くにバニラ、スモークチップといったどこか懐かしさを感じられる味わいが隠されています。

価格はなんと2500円前後!

高いコストパフォーマンスもこのウイスキーの魅力の一つです。

バーでも家でも「トワイスアップ」!

ウイスキーはビールやカクテルなどと比べると、どうしても度数が高く、おいそれとは飲めないお酒です。

ですが、トワイスアップにして飲んでいただけるのであれば、度数によるとっつきにくさを解消し、気軽にウイスキーを楽しんでいただくことができます。

自分で飲むのも良し。人に勧めるのも良し。

この機会にトワイスアップを楽しんでみてはいかがですか?

きっと楽しいお酒の場になると思います。どうぞ試してみて下さい。




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