アイリッシュウイスキーのおすすめの銘柄や美味しい飲み方をご紹介

アイリッシュウイスキーランキング

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オーツカ

BARREL編集部代表。インテリアと猫が好きな筋肉質。ウイスキーを飲んでいる若者が周りに少ないと思ったので、BARRELを立ち上げました。いつでもウイスキー初心者の味方になりたいと思っています。 ウイスキー業界×インターネットで色々したいですね。

こんにちは、最近ウイスキージュレ作りにハマっているオーツカです。
ジャパニーズウイスキーやスコッチウイスキーを飲み進めていくと、必ず耳にするのがこのアイリッシュウイスキー。
入門の項でご紹介した通り、滑らかでオイリー、非常に飲みやすいマイルドな酒質のウイスキーです。
広告も少なく、取り上げている情報媒体も薄いので、どう飲み進めていったら良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。

今回はアイリッシュウイスキーでもおすすめの銘柄を【初級】【中級】【上級】の3つに分け、ランキング形式で15銘柄ご紹介します。美味しい飲み方なども書いていくので是非試してみてくださいね。

おすすめのアイリッシュウイスキー【初級編】

まだアイリッシュウイスキーを飲んだことがない、そもそもスコッチやジャパニーズ、バーボンといったウイスキーもそこまで数を飲んでいないという方におすすめの入門用5銘柄をランキング形式でご紹介します。
まずはアイリッシュウイスキーとはどういうものか、どんな系統があるのかを知りましょう。
初めて飲むアイリッシュウイスキーは、”シングルポットウイスキー”や、”シングルモルトウイスキー”ではなく、”ブレンデッドのアイリッシュウイスキー”を飲むことをお勧めします。理由は簡単。飲みやすいからです。
個性が少ないと思われがちなアイリッシュですが、味の方向性や系統はかなり違います。いきなり嫌いにならないためにも、まずはバランスの良いブレンデッドから試しましょう。
特にトップ3は世界的に有名なアイリッシュウイスキーなので、すべて飲んでみることをお勧めします。

5位:パワーズ

パワーズ

新ミドルトン蒸留所が誇る「アイルランド人の魂の酒」パワーズ。もっぱらアイルランド国内で消費されており、アイルランドでの人気はナンバー1と言われています。7年熟成ですが、とても力強くスパイシーな味わいです。その無骨なイメージはまさにパワーズ!
ロック、ストレート、ハイボールどんな飲み方でも美味しく飲めます。

4位:キルベガン

キルベガン

アイルランド最古の蒸留所といわれるブルスナ蒸溜所(1757年創業)の代表銘柄を、クーリー蒸留所がこだわりの製法で現代に復活させたブレンデッドウイスキー。淡麗で爽快、ロックにするとカパカパ飲めてしまいます。良く言えばライトで飲みやすく、悪く言えばサラサラと味気ないといった風味ですが、このひっかかりの無さがビギナーにはおすすめです。ミントシロップなどを垂らして飲むのもおすすめです。2009年のIWSC銅メダルも受賞しています。

3位:タラモア・デュー

タラモア・デュー

アイリッシュウイスキー世界第二位の出荷量を誇るタラモア・デュー。オレンジビスケットのような風味、バニラのフレーバー、クリーミーでソフト。こちらも尖った部分がほとんど感じられないので初めての方にはおすすめの逸品です。飲み方はハーフロックをおすすめします。
2014年には新生タラモア蒸留所が復活稼働し始めました。現状の新ミドルトン蒸留所のタラモア・デューはそろそろ飲み納めです。

2位:ジェムソンスタンダード

ジェムソンスタンダード

世界で最も売れているアイリッシュウイスキー、それがジェムソンです。居酒屋やカフェバーにも置いてあることが多い銘柄なので、まずはこのジェムソンをお店で一杯飲むことからアイリッシュウイスキーのスタートを切るのが良いでしょう。ハイボールやジンジャーエールで割る飲み方がおすすめです。様々なカクテルにも使われるので、あまりウイスキーを飲んだことがない方にも多角的にアプローチできる秀逸なアイリッシュウイスキーです。

1位:ブラックブッシュ

ブラックブッシュ

アイリッシュウイスキーを特集している数少ない情報誌や某巨大掲示板でも必ず名前が挙がるこのブラックブッシュ。シェリー樽とバーボン樽で最長7年熟成させたモルト原酒を80%以上使用し、グレーン原酒とブレンドしています。アプリコットのような果実香があり、甘みが強く熟成感をとても感じる満足度の高いアイリッシュウイスキーです。この価格帯ではなかなか感じられない円熟味も兼ね揃えており、初心者におすすめしやすい逸品ですね。飲み方はロック、慣れてきたらストレートがおすすめです。

おすすめのアイリッシュウイスキー【中級編】

次は中級編です。初級編でブレンデッドウイスキーを飲むことにより、アイリッシュウイスキーの傾向は理解できたかと思います。
アイリッシュ全体を通して言える”穏やかでオイリーな酒質”の中にも、バニラや果物、ハーブや麦、木のフレーバーが潜んでいるのです。
中級編ではこの奥に潜む特徴的なフレーバーをより強く表現している、伝統の「シングル(ピュア)ポットスチル」や「シングルモルト」をご紹介していきます。
ブレンデッドがオーケストラなら、こちらはより個性の強いソロ演奏。
是非あなたの好きな銘柄を見つけてください。

5位:ターコネル(ティルコネル)

ターコネル(ティルコネル)

競走馬が書かれたラベルが印象的なターコネル。初級編4位でおすすめしたキルベガンを復活させたクーリー蒸留所が「アイリッシュの復興」の元、またまた復活させたのがこの銘柄。過去にアイルランドに存在したワット蒸留所の代表銘柄です。2回蒸留で造られるこのウイスキーは、しっかりと麦の甘さを感じさせてくれるシングルモルト。丸みもありバランスも良く、喉奥に落ちるフレッシュでなめらかな味わいはアイリッシュならでは。

4位:グリーンスポット

グリーンスポット

新ミドルトン蒸留所が誇るシングル(ピュア)ポットスチルのウイスキー。アイリッシュ愛好家に中にはグリーンスポットをNo1に推す方も多く見受けられます。元々一般販売をしていなかった銘柄で、名前の由来は樽の熟成年数別に印(スポット)をつけていたから。
シェリー樽由来のコーヒーやワインのような酸味と香り、トロリとしたハチミツのフレーバーを感じる8年熟成ものです。年間約6,000本しか販売されない貴重なウイスキーでもあります。まずはストレートで飲んでみましょう。気に入ればレッドスポット、イエロースポットといったラインナップもあるので試してみてください。

3位:ブッシュミルズ10年

ブッシュミルズ10年

世界最古として名高いブッシュミルズ蒸留所がこだわりの3回蒸留により造りあげるシングルモルト。ブッシュミルズのスタンダードにして最強とも呼ぶべき商品で、実際には約13年までの原酒もブレンドされています。香りは蜜がたくさん詰まったリンゴ。味は若い麦を強く感じさせ、目の前に大地が広がるようです。満足度が高く、料理にも合わせやすい王道にして伝統の味です。ストレートやロック、ハーフロックといった飲み方でトラディショナルな風味を味わってください。初級編1位のブラックブッシュ→ブッシュミルズ10年と流れる人も多いと思います。
なお、中級編の3位にしたのは、アイリッシュのおいしさ、奥深さにここで満足して欲しくなかったからです。

2位:カネマラ シングルモルト

カネマラオリジナル

まさにアイリッシュの飛び道具。アイリッシュウイスキーは基本ノンピートですが、カネマラはアイリッシュで唯一とも呼べるピートを焚いた2回蒸留のシングルモルト。スモーキーな味わいの中に草木や土、アーモンド入りのチョコレートのような香ばしさが隠されています。麦芽フェノール値は14ppmとのことですが、もっと煙たく感じました。後味はなんとも涼し気でスパイシー。飲み方はハイボールがおすすめです。オーツカはカネマラのカスクストレングス(約58%)をハイボールにした際に感じる、疾走する緑の大地が好きです。ただし、飲む人を選びます。草っぽい、土っぽいのが苦手な人は避けたほうがいいかもしれません。

1位:レッドブレスト12年

レッドブレスト12年

“レッドブレスト”とはアイルランドでよく見かける胸の赤いコマドリのこと。シングル(ピュア)ポットスチルで3回蒸留した原酒をオーク樽で12年熟成。
淡麗が特徴のアイリッシュウイスキーの中で「レッドブレスト」は特に異質な味わいを秘めています。
一言で言うと”骨太”です。オイリーな舌触り、オレンジやあんずのような甘みと酸味。濃厚でどっしりと芯がある味。余韻も素晴らしく、食後酒としても役割を果たしてくれる。3回蒸留でこの味わい深さは驚きです。ただちょっと値段が高いですね(笑)

おすすめのアイリッシュウイスキー【上級編】

ここからはアイリッシュウイスキーをさらに突き詰めたいという方におすすめする銘柄を書いていきます。
正直ここまでくればアイリッシュウイスキーの特徴はだいぶお分かりになったと思います。後はあなたなりのアイリッシュ道を究めていただければと思うのですが、こんな銘柄もあるんだよ~といった程度に、中級までで紹介しきれなかった面白い銘柄をご紹介しますね。
飲み方のおすすめはここまでくるとストレート以外にはないでしょう。じっくり味わったのち、ご自分の大好きな飲み方で味わってください。

5位:レッドブレストのフラッグシップボトル

レッドブレスト15年以上のフラッグシップボトル

出典:Redbreast Whiskey

一応書いておきましょう。中級1位のレッドブレストの15年以上のフラッグシップボトル達です。レッドブレストは12年が気に入れば、追求しても損はありません。ボトラーズからも出てるので次々飲みましょう。15年、21年は比較的簡単に手に入ります。語るまでもないですが、熟成感が高まればフルーツ香が強くなり、リッチな味が楽しめます。レッドブレスト特有のブルーベリーやドライプルーン、ビターチョコレートのフレーバーが濃密な時間をあなたに与えることでしょう。オーツカの手元には旧ラベルの15年がありますが、食後にちょびちょび飲んでます。

4位:ブッシュミルズのフラッグシップボトル

ブッシュミルズのフラッグシップボトル達

 

レッドブレストよりは安価に手に入るブッシュミルズのフラッグシップボトル達。16年はオロロソシェリー樽とバーボン樽で長熟した後、6ヶ月ポートワイン樽で熟成。1時間でも嗅いでいられるような、かぐわしい芳香を放ちます。10年では感じられなかったアーモンドやヘーゼルナッツのニュアンスが強まり、オレンジピールやトロピカルフルーツのような後味も感じさせます。舌触りはシルクのように滑らか、とてもバランスの良いおすすめボトルです。ちなみに21年はオロロソシェリー樽とバーボン樽で19年間、その後2年間マディラ樽で熟成させます。

3位:ティーリングシングルモルト

ティーリングシングルモルト

ティーリングウイスキー社はアイルランドのダブリンに本拠を構えるインディペンデントボトラーです。元々が前述した”蒸留所復興マニア”のクーリー蒸留所を創業したジャック・ティーリング氏が設立しました。こだわりのハンドクラフト&スモールバッチのアイリッシュウイスキーを造るべくクーリーを離れてまで作ったというから驚きです。
なかなかに挑戦的な試みをしている会社で次々と面白い商品を市場に出しています。
「ティーリングシングルモルト」はシェリー樽、ポート樽、マデイラ樽、そしてホワイトバーガンディ樽とカベルネソービニオン樽といった5種類のワイン樽で熟成した逸品。シトラスのような香りや柑橘系の酸味があり、メロン、バニラ、香草などがバランスよくミックスされた味があり、ワイン樽特有のタンニンの渋さも感じます。
ラム種の樽で熟成した商品などもあるので見かけたら是非試してみてください。

2位:グレンダロウ 7年

グレンダロウ7年

出典:http://www.glendaloughdistillery.com

アイルランドの古き良き時代の再来を目指し、熱い情熱をもった5人のスタッフが立ち上げたクラフトディスティラリー「グレンダロウ」。アイルランド産大麦100%で作るこだわりのウイスキーは、伝統的な銅製のポットスチルで2回蒸溜。スモールバッチで冷却濾過はせず、地元のウィックローから流れ出る清水で加水され出荷されます。独特の甘い香り、マンゴーやレモンのようなフレーバーも伺えます。味わいはクリーミーでバタースコッチのような味わいもある、職人手作りの暖かみを感じさせるアイリッシュシングルモルトです。
この「グレンダロウ」のラベルに描かれたケビン牧師の物語がPV風でyoutubeに公開されています。

ハリーポッターをオマージュしたようなかっこええ出来ですね。

1位:ウエストコークシングルモルト10年

ウエストコーク10年

こちらも2003年にスタートした新しい蒸溜所。スタッフは3名ですがアドバイザーに元スプリングバンク蒸溜所のマスターディスティラー、フランク・マッカーディ氏を迎えています。
熟成したウイスキーをモロミ(マッシュ)のオリの上で寝かせて麦芽の旨みを移した後、焦がしたミズナラ、スパニッシュ、アメリカンの3種のオークの木炭を投入。濾過します。知ってる人はピンとくるかもしれませんが、ジャックダニエルのチャコールメローイング製法によく似たフィルタリングの仕方です。これによって滑らかな舌触りを実現しています。
香りは甘くて華やか。リンゴのコンポートやバニラウエハースのような匂いがします。味わいはスパイシーで、キャラメルやメープルシロップ、キャンディのような甘さがあります。
グレンダロウと同じアイルランド産大麦100%。暖かさが記憶に残るアイリッシュシングルモルトです。

甘いのしかダメ!な人はこちらがおすすめ【番外編】

アイリッシュミスト

甘いお酒しか飲んだことがない方には、アイリッシュウイスキーベースのリキュールをおすすめします。アイリッシュミストはアイリッシュ・ウイスキーにヒースの花やクローバーの花から集めた蜂蜜、オレンジの果皮、10種類以上のハーブエキスをブレンドしたものに水とシロップを加え、3カ月以上熟成させた商品。これをジンジャーエールなどで割ると非常に飲みやすく女性にも好まれる味です。同系統のリキュールには、ブッシュミルズアイリッシュハニーなどもありますね。

まずは飲んでみることが大事!

というわけで、振り返るとかなりの量の銘柄を紹介してきました。
ちょうど先日、アイリッシュウイスキーの経験がない20代前半の男女数名とアイリッシュ会を開いたので、参加いただいた若者の意見も参考にしました。ジェムソンなどはアイリッシュの酒質を利用したウイスキーカクテルを精力的に作り紹介しています。こういったカクテルからアイリッシュウイスキーを知ることも重要ですね。
なにはともあれまずはチャレンジしてみることが重要です。
新しい扉を開いてみましょう~。
ちなみに、上級編のランキングには今後の期待も込めて新規蒸留所をランクインしてみました。クラフトディスティラリーの新たな挑戦を応援したいです。高級品のヘネシーナジェーナやミドルトンベリーレアなど終売品やレアボトルを入れなかったのは入手のし難さや価格帯です。個人的にはオーツカもまだ飲んだことのない「イニショーウェン」が気になってます。ピート香を付けたブレンデッドアイリッシュなんですが、誰か僕に奢ってください(笑)

アイリッシュウイスキー入門。歴史と特徴、その魅力をご紹介。

2017.06.18

ABOUTこの記事をかいた人

オーツカ

BARREL編集部代表。インテリアと猫が好きな筋肉質。ウイスキーを飲んでいる若者が周りに少ないと思ったので、BARRELを立ち上げました。いつでもウイスキー初心者の味方になりたいと思っています。 ウイスキー業界×インターネットで色々したいですね。

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