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ウイスキーのテイスティング表現で使われる形容詞

ウイスキーのテイスティング表現で使われる形容詞

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ウイスキーの味と香りの表現をわかりやすく考える10系統のフレーバーこちらで説明しました。

こちらではその表現方法と重ねて使われやすい形容詞的表現を解説します。

よく使われる形容詞的表現

ウイスキーに使われる形容詞表現には以下のようなものがあります。
わかりにくいものだけ説明をいれていきます。

◆デリケート(繊細な)
Ex.『マッカラン』は花のようなデリケートな香りを持ちます。

花や果物を思わせる軽やかな香りは、複雑で繊細です。ふとすると消えてしまいそうな繊細さ、デリケートな味と香りを表現しています。

◆ライト(軽い)
Ex.『オーヘントッシャン』はライトな口当たりとウッディな後味が魅力のウイスキーです。

ローランドモルトやアイリッシュウイスキーは3回蒸溜を施しているので酒質が軽いことが特徴です。ライトボディと呼ばれ、軽くスイスイと飲むことができます。また、”ライト”は清々しさを表現する場合にも用いられています。

◆みずみずしい
Ex.『グレンフィディック』は洋ナシのような透明感のあるみずみずしさが特徴です。

フルーツのようにフレッシュでピチピチとした感覚の心地の良い風味です。クリアであること、水分量があり、透明感を感じられることがみずみずしさです。

◆スムーズ(スムース)
Ex.『カナディアンクラブ』はクセのない甘さとなめらかでスムーズな飲み口が魅力です。

ウイスキーが熟成すると樽の成分が移り、様々なフレーバーが感じられます。このフレーバーを感じる時の飲み口や舌触り、喉ごしがきれいに調和している時、スムーズを使いましょう。スムースとも言います。

◆クリーン(すっきり)
Ex.『白州』は森林浴をしているような若々しい木々を感じるクリーンですっきりしたウイスキーです。

飲み口・飲んだ後に爽快感があり、シャープでシャキッとする味わいを表します。日本酒でいうところの「さばけ」に近い爽快感があります。

◆フレッシュ(爽やか)
Ex.『キルベガン』はモルト本来の甘みを感じさせ、フレッシュで後味が爽やかなウイスキーです。

白い花の蜜をイメージさせる味わいは軽やかに甘く、目が覚めるような切れ味が感じられます。舌の上でサラッと踊る感覚は、フレッシュと呼ばれるウイスキーだけが持つ爽やかさです。

◆オイリー(とろみのある)
Ex.『タラモアデュー』は、とろりとオイリーで、丸みのある甘さと穏やかな木の香りが見事な調和を見せています。

植物性の油を思わせるしつこくないとろみはオイリーと呼ばれ、粘性を感じさせます。舌にまとわりつくようなものと、サラサラしたものが存在します。

◆マイルド(まろやかな)
Ex.『バランタイン』は40種類以上のウイスキーをブレンドしてあるにもかかわらず、非常にマイルドな出来に仕上がっています。

まったりと柔らかい、優しいフレーバーを指します。ウイスキーを飲む前の香り(トップノート)からは何種類ものフレーバーが感じらます。口の中に入れた時、それらの味わいがお互いをバランスよく引き立てあうものをマイルドと表現します。

◆複雑な
Ex.『山崎』は繊細でいて複雑。深みのある上品な味わいの一本です。

ウイスキーは製造過程(糖化、発酵、蒸溜、熟成etc)で様々なフレーバーが加わり多様な味わいを保有しています。旨み、コクが何層にも連なり、味覚を刺激するのです。これを総称して複雑と表します。
ひとつひとつのフレーバーを例えるのは困難なため、まとめて「複雑」と使っている方もいますね。各ウイスキーには個性と呼ばれるフレーバーが隠されているので、複雑さの中にその傾向を探してみましょう。

◆重厚な(どっしりした/リッチな)
Ex.『オールドパー』は味、香りともに重厚さがあり、非常に飲み応えがあります。

味わい豊か。コクがあり奥行きを感じさせるフルボディのものを重厚と称します。”リッチな”という表現も同じくよく使われます。
アルコール度数が高いのではなく、どっしりと濃い味を指します。樹齢を重ねた木のような重量感のあるウイスキーを指します。

◆キレのある
Ex.『ジェムソン』はほのかな甘みがある飲み口の軽さに優れたキレのある喉ごしです。

口に含み、飲み込んだ後にスッと消えていく特有の後味は「キレ」と表現されます。ビールでいうところのスーパードライです。また口当たりがよく、安心感を与えてくれるのも特徴的で、一般的に飲みやすくさっぱりとしたウイスキーに使われることが多い表現です。フレッシュと併用されることも多いです。

◆エレガント
Ex.『ストラスアイラ』は華やかな香りを感じられるエレガントなウイスキーです。

嗅覚を圧倒するような膨らみのある香りこそがエレガントです。鼻を近づけるたび、口をつけるたびにその香りが華々しく広がります。優雅さと力強さを象徴するフレーバーです。

◆ノーブル
Ex.『クライヌリッシュ』は気品のあるノーブルな味わいで、思わずうっとりしてしまいます。

バランスが高く完成度に優れた隙のない味わいをノーブルと言います。香り高く、それでいて深みのある風味、その出来のよさに感心してしまう際に使われる表現です。

◆上品
Ex.『シーバスリーガル』は奥深さと上品さを兼ね備えた豊かな香りを備えています。

青々しさを感じさせる味わいと、若干のスモーキーさと熟れた果実の風味は上品にまとまって感じられます。一般的に”上品”と言われるウイスキーは、フルーティーで華やかな味わいのものを指します。ピーティでアルコールアタックのキツイものや個性の強すぎるもには使いません。悪く言えば特徴のないものを指します。

◆熟成された(熟成香)
Ex.『ラガヴーリン』は熟成された落ち着きを感じさせるウイスキーです。

一般的にウイスキーは、年数を重ねるごとに丸くなると言われています。しっかり樽の中で寝かされることで、年数を重ね丸みを帯びた樽の香りがウイスキーにじんわりと染み渡り、円熟した味わいを楽しむことができます。

◆芳醇な
Ex.『イチローズモルト』は独特な製法と丁寧な造りにより芳醇な味わいを生み出しています。

香りのキメが細かく、感じる芳香の種類が多く、分厚い層のようになっていることの表現です。例に出したイチローズモルトは世界でも珍しいミズナラ樽を使って造られており、爽やかでいてスパイシー、細やかで興味深い香りが絶妙のバランスで同居している自然味溢れる美味しさです。複雑な香りは特徴的な個性を経て、「芳醇」と呼ばれるのです。

◆ノンピート
Ex.『ブナハーブン』はアイラモルトを代表するウイスキーのひとつですが、ノンピートウイスキーで優しく上品な風味を持ち、”和三盆”を連想させます。

これはピート(泥炭)を焚いていないということではなく、ピートが感じられないという表現です。ノンピート(スモールピート)のウイスキーはクセがなく甘くフルーティーなウイスキーを指します。特徴的でピーティーなウイスキーを主力銘柄としている蒸溜所と比較してよく使われます。

※ちなみにピートを使っていない銘柄も、使用する麦は乾かさねばならないので無煙炭など煙の出ないもので乾かします。

まとめ

ウイスキーから感じる具体的なフレーバーにこの形容詞的表現を組み合わせて使えば、的確にウイスキーが持つ個性を言い表すことができます。

自分の好きな傾向や好きな種類がわかるようになるためにもどんどんチャレンジしてみると良いでしょう。 

まずウイスキーを飲んだ時、その味や香りを口に出してみることが肝心です。

最初は「~っぽい」といった感じで自分の知っているものに例える程度で構いません。そうやっていろいろなウイスキーを試していく中で、バーテンダーやウイスキー愛好家と話す機会に恵まれます。

そしてあなたは、ウイスキーに対して感じる表現は人それぞれ千差万別で、様々な解釈があることに気づくでしょう。

他人が使う表現からまた新しい好みの味や香りを知ることができるようになるはずです。 ウイスキーを中心に交流を輪を広げてみましょう。

他にも色々なテイスティング表現があります。以下の記事を参考にしてみてくださいね。

ウイスキーの味や香りのテイスティング表現

納得簡単!ウイスキーの味と香りのテイスティング表現

2017年4月18日



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